グローレFはヘッドスピードが遅くても高弾道が打てる
プロ4年目で初優勝を飾った女子の飛ばし屋、松森彩夏がイメージキャラクターを務める「グローレ F ドライバー(通称:F2)」です。
クラブの重さは291 グラムとやや軽量ですが、クラブも長さは45.5インチとやや長く、バランスもD2 .8と大きいので、クラブの振りやすさの目安となるクラブ慣性モーメントが290万gcmと大きくなり、本来はヘッドスピードが45キロ程度のゴルファーがタイミング良く振れる設計になっています。
ヘッドは横幅が広めの丸型形状で、ヘッドの投影面積を大きく優しいイメージに仕上がっています。
リアルロフト角設定が12.7度と非常に大きいので、球が上がりやすくなっておりヘッドの慣性モーメントも先代モデルより大きく、ミスヒットに強くなっています。
高いフェード系の弾道を打ちたい人に最適の1本でしょう。
グローレFドライバーを試打した印象
試打クラブはロフトが10.5度で標準のシャフトでしたが、全体として柔らかい設定になっているので、シニアゴルファーでも十分に扱えると思いました。
リアルロフトが大きいのでヘッドスピードが遅めのゴルファーでも十分に球が上がりやすい仕様になっています。
先代モデルよりもヘッドの返りが遅く、シャフトの手元が柔らかめなので、安定したフェード系の弾道を優しく打てる印象が強くなっています。
フックフェースなのですが、構えてみるとそこまで閉じているようには感じませんので、スクウェアに構えられると思います。
球はつかまりやすく弾道も楽に高くなるので、オートマチックに振りたい人には最適のクラブかもしれません。
先代モデルも十分に優しく打ちやすかったのですが、シニアゴルファーや女性ゴルファーからのフィードバックを受け、さらに優しさが増した印象があります。
打音も上級者好みで、その気にさせてくれるいい音がします。
このような細かな改良してる点からもメーカーの本気度が伺えます。