ゴルフはメンタルスポーツ
ゴルフはメンタル
どのスポーツでもメンタルは重要ですが、特にゴルフは「メンタルが命」と言われています。
それは、個人競技で試合ではコーチなどとは話しができないため、頼れるのは自分(キャディ)だけ。
そして、実際のスイングは一瞬で、プレー中の殆どは考える時間であることなどが理由です。
サッカーやラグビーは試合が始まれば、40~45分はプレーが継続するので、あまり考える間もなく、流れでプレーできます。
しかし、ゴルフはショットとパット毎に一人で考え、緊張し、その結果を受け入れなくてはいけなくなります。
頼れるのは自分とキャディだけ
ゴルフの試合はコーチの同伴が許されません。
アメリカンフットボールは、監督やコーチが作戦の指示を出しますが、ゴルフではアドバイスを受ければペナルティが科せられます。
ゲーム中は一人ですべての問題を解決しなければならないのです。
この点からも「ゴルフはメンタルスポーツ」であるとおわかりいただけるでしょう。
つまり、メンタルの鍛錬で迷いがなくなり、大事な場面でもミスが減り、自分の気持ちのブレを少なくして安定したプレーができるようになるのです。
ショットとパットはメンタル次第
ドライバーを飛ばすためには、体力やスイングの精度だけではなく、メンタルの充実が必須です。
パッティングも同様です。
一瞬ですべてが決まってしまう、ショットとパットは「自分を信じきれるメンタル」が重要なのは言うまでもないのです。
自信を持って振る場合と不安の中のショットでは、結果が違ってきます。
これは経験上、理解できると思います。
それほどゴルフとメンタルは密接な関係にあるのです。
ゴルフのメンタルコントロール
イメージがドライバーショットに与える影響
ドライバーの飛距離を伸ばすにあたり重要なのは「飛ばしたい」との気持ちです。
ゴルフはイメージのスポーツなので、自分が飛ばしている姿をイメージするのが大切になります。
プロはドライバーショットの前に、打ちたい球筋をイメージします。
人間は頭の中で想像すると、その情報が筋肉に伝達され、イメージの球筋が出るように体が動くようになっています。
つまり、飛ばしたいと強く思い、実際に飛距離が出ている姿のイメージは、とても重要な作業なのです。
自分で自分を騙す「催眠術」かもしれません。
リラックスしながら力んでメンタルをコントロール
よく「力むよりリラックスしたほうが飛ぶ」と言います。
これは、ある面では正しいと思います。
リラックスして、ヘッドを走らせる方が飛距離が出る場合があります。
しかし、それだけでは最大の飛距離が出せません。
やはり、ある程度の力みは必要だと思います。
プロゴルファーのメンタル
プロのスイングをみてください。
リラックスしているような、力が入っているような絶妙なバランスをしていると思います。
分かりやすく言うなら、必要な箇所には力が入りつつも、それ以外のところはリラックスしているような状態です。
プロは優勝を争う緊張する場面でも、この絶妙なバランスを再現し、ベストなスイングができます。
緊張していても同じスイングができるメンタルこそ、プロの専売特許でしょう。
アマチュアゴルファーは、この心技体のバランスがなかなか理解できません。
ずっしりとした下半身とリラックスした上半身、そしてこれを再現するメンタルのバランスなのです。
アマチュアゴルファーは、飛ばしたいと思う気持ちが強すぎて、上半身をうまく使えません。
特に肩から腕に力が入りすぎているため、ヘッドの加速を阻害してしまっています。
そのために、自分自身の最大の飛距離を常に再現できなくなっているのです。
飛ばしたいときでも冷静でいられるメンタルを獲得する必要があるでしょう。
ゴルフメンタルマネジメント
冷静でいられるメンタルを獲得するには、まずは自分の最適な力加減を知ることです。
どれくらいの脱力が自分にとって最適なのか。
これは人によって違います。
そのためには、最初は思いっきり力を入れてフルスイングをしてみます。
そこで自分のマックスの力の入れ方を知ります。
その上で部位毎に力を脱いてみる。
そうやって、いろいろなシミュレーションをしているうちに、自分のベストな力加減がわかってきます。
この感覚が掴めれば、飛ばしている自分をより鮮明にイメージできるようになるでしょう。
そうすれば、体と心(イメージ)のバランスが整い、最高のドライバーショットが打てるようになるはずです。
これがゴルフのメンタルマネジメントのひとつの方法です。
ゴルファーのメンタルは弱い
ドラコンホールで飛ばしたいと思って、思いっきり肩に力が入ってしまい、痛恨のミス・・・
記録は120ヤード。
こんなシチュエーションでも、いちいち落ち込んでいてはいけません。
そもそもゴルファーのメンタルは弱いのです。
そのミスは進化の過程だと考えるべきです。
本当に飛ばしたいのであれば、思いきり、身体が壊れるくらいマン振りしてください。
芯を食ったら、気持ちいいくらい球は飛んでいきます。
ドラコンホールだからといって、フェアウェーに置きにいくような気持ちで、コントロールショットをしたら、絶対に飛距離は出ません。
最初は曲ってもいいので、とにかく思いっきり振り回すことが必要です。
「今、力んでるな」と、自分で分かるくらい力んでみてください。
その限界値がわかれば、あとは力の抜き方を覚えるだけです。
抜く感覚を掴むのは、決して難しくないので、すぐに飛距離は付いてきます。
最初から小さくまとまるのではなく、飛ばし屋になるつもりで、思いっきり振る習慣をつけてみてください。
この思い切りもメンタル強化のひとつです。
ゴルフのメンタルコーチ
実際のスイングは、イメージに大きく左右されます。
プレッシャーを感じると、人は過去の失敗を思い出すようになっているので、まずはこの壁を乗り越えなければいけません。
つまり、イメージトレーニングです。
プレッシャーに負けずに、いつでもいいイメージを想像できるトレーニング方法は、自分の理想とするイメージ動画を毎日15分程度見続けるだけです。
このイメトレが最大のメンタルコーチになります。
イメトレでメンタル強化
イメトレには、飛ばし屋がマン振りしている映像がおすすめです。
これを毎日見続けると、いつの間にか自分もマン振りできると錯覚するようになります。
明確にイメージできるようになれば、実際のスイングにも大きな変化が出てくるはずです。
とにかく飛ばし屋のスイングを見てください。
ドラコン選手は、素振りからマン振りしています。
素振りではマン振りできているのに、実際にポールを前にすると、振りが小さくなってしまう人を見かけます。
きっとメンタルに自信がないのでしょう。
飛ばしたいのであれば、こんな格好悪いことをしていてはいけません。
なぜ、小さなスイングになってしまうのかといえば、不安な気持ちに勝てないからです。
飛ばしたいのであれば、頭のどこかにある「曲げたくない」とか「当たるかな」との不安な気持ちを払拭しなければならないのです。
飛ばすためには考え方、つまりメンタルが重要になってくるのです。
おすすめのゴルフメンタル本
アマチュアゴルファーは、プロのメンタルコーチは付けられませんが、それに代わる存在として「書籍」は手にできます。
本やDVDをコーチ代わりにメンタルを強化しましょう。
不安を打ち消すメンタル
不安を払拭し、自分の持っている最高のスイングをするのは、メンタルの役割です。
「当たれば飛ぶんだ」という自信。
「自分は多少力を入れて振ってもスイングリズムが崩れない」との自信。
このような気持ちが、小さなスイングしてしまう不安の元を消し去ってくれるのです。
そのためにゴルフのメンタルを鍛えるための書籍を手にとってみるのも悪くない選択でしょう。
飛ばしたいのであれば、まず自分の目いっぱいのスイングを知ること。
そして、曲がりを怖がらず、コースでそのスイングを繰り返すことです。
これを実践しているうちに曲がる恐怖を克服するメンタルが養われるはずです。