最新ドライバーは飛ぶ!
金属加工技術や鋳造技術が進化し、様々な分析や研究がおこなわれている最新のドライバーの性能は素晴らしく、最新モデル発売毎に進化しています。
どのドライバーも飛んで曲がらないようになっており、もはや飛ばないドライバーはありません。
「飛ぶ!」とか「〇〇ヤードアップ!」なんて謳い文句にも根拠があるのです。
しかし、なにも考えずにドライバーを選んでいいわけではありません。
ドライバー購入時に大切なのは、ドライバーの性能を発揮できるかどうかを見極める力なのです。
自分に合ったドライバーを探す方法
現在のドライバーとの比較
自分に合ったドライバーを探すにはどうすればいいのでしょうか。
ドライバーを探す上で重要なのが、今使っているドライバーの改善ポイントの明確化です。
漠然と飛ぶドライバーが欲しいと考えている人は、すべてのドライバーを試打して、今使っているドライバーと比較検討するしかありません。
それでも、その日の身体のコンディションでショットの調子は違ってくるため、正確に絞り込むのは難しいでしょう。
そのため、今よりボールをつかまえたいのか、スピンを減らしたいのか、打ち出し角を上げたいのかなど、改善点の定量化が重要になます。
数値を計測する
まずは、現在使用中のドライバーを数値化してみましょう。
「ヘッドスピード」「ボール初速」「ミート率」「打ち出し角」「スピン量」など、飛距離に必須の数値が測定できる器機を使いながら試打すれば、改善点が定量化できます。
これら数値の中から、飛ばない原因が特定できるはずです。
ドライバーのチェックポイント
試打する
見た目やメーカーの情報だけで自分に最適なドライバーを見つけるのは不可能です。
必ず試打をし、数値のバランスを取りながら、最も重要となる「フィーリング」を判断します。
試打の際は、シャフトのチェックも不可欠です。
どのメーカーも純正シャフト以外にカスタム用シャフトも用意しています。
ヘッドとシャフトの組み合わせを考えれば、無限とも思える選択肢があります。
これを全部試打するのは物理的に難しく、時間がかかりすぎてしまいます。
さらに、たくさん打てば打つほど、微妙な差が出てくるので、判断に困ってしまうでしょう。
細かい点は、プロのフィッターにお任せしましょう。
重量
同じヘッドスピードであれば、総重量が重いドライバーの方が飛距離が出ます。
振れるのであれば、重いドライバーを選ぶべきです。
しかし、問題は「18ホール持つか」なのです。
後半、重くて振りにくくなるようではスコアはまとまりません。
ドライバー重量は、最後まで振り切れる範囲内で最も重いが正解なのです。
長さ
シャフトの長さは、市販されているドライバーの標準装着されているシャフトで45.5~45.75インチが多いと思います。
この長さであれば、一般的なアマチュアゴルファーでも振り切れる設計になっています。
ヘッドスピードを上げる
ヘッドスピードが上がると当然飛距離は伸びます。
ヘッドスピードを上げるためには、軽量化されたシャフトやヘッドを選ぶのが有効です。
ボール初速
ボール初速が上がると飛距離は伸びます。
ボール初速を上げるためには、低重心・大型・薄肉フェースなどのヘッド設計が有効です。
ミート率
ミート率向上と飛距離には相関関係があります。
ミート率を上げるためには、大型ヘッドで薄肉フェースの反発性能に優れた設計が効果的です。
デザイン
ヘッドのデザインや打感については個人差があります。
特に上級者は被って見えるヘッドを忌避するので、同じ型の中でも個体差まで確認するべきです。
そして、試打して自分のフィーリングに合った個体を選ぶようにしましょう。
ドライバーの見極め方
本当に自分に合ったドライバーを選択するにはどうすればよいのでしょう。
ひとつは専門のプロへの相談です。
できれば個々のスイングを見て、データを取ってくれるようなプロショップにお願いするのがべターです。
今では、大手ゴルフ量販店でもデータを計測してくれるところがあります。
また、ゴルフ用の計測器も簡単に入手できます。
自分でのデータ計測も有効な方法です。

ドライバーの消去法
データ計測は面倒だと感じる方も多いでしょう。
そんな方には良い方法があります。
それはまず自分に合わないドライバーを見つけることです。
自分に合うドライバーを探すのはとても大変ですが、自分に合わないドライバーを探すのは意外と簡単です。
自分の改善したいポイントを明確にしてからドライバーの特性を把握し、試打をするのは同じですが、合わなかった場合、そのドライバーと同じ特性を持つドライバーは候補から外せます。
合わないジャッジは、第一印象や1球目のフィーリングだけでも構いません。
合っていた場合は、さらにそこから突き詰める必要がありますが、合わないと判断した場合はそれ以上打つ必要はありません。
例えば、スライスの幅を抑えたいと考えているゴルファーが浅重心のドライバーを試打してスライスが収まらなかった場合、他の浅重心ドライバーはすべて却下できます。
こうして合わないドライバーを整理していくと自分に合うクラブが見えてきます。
おすすめのドライバー
おすすめはテーラーメイド・キャロウェイ・PING
プロ御用達の人気ドライバーは有力候補になるでしょう。
プロが使っているのは、高性能の証明でもあるのです。
おすすめは「テーラーメイド」「キャロウェイ」「PING」の御三家です。
スリクソン・ゼクシオも人気
国産メーカーの「スリクソン」や「ゼクシオ」もプロ使用モデルとして人気があります。
その他、「ヤマハ」「PRGR」「ブリヂストン」もプロの愛用者が多いメーカーです。
シングルプレイヤーを含む上級者用だけでなく、アベレージゴルファーやシニアゴルファーが使えるモデルまで幅広くラインナップされているので、「テーラーメイド」「キャロウェイ」「PING」「スリクソン」「ゼクシオ」を中心に試打をしてみましょう。