目次
ヘッドスピードと飛距離
ヘッドスピードを上げる
ゴルフを始めたばかりの頃は、わけも分からずドライバーを振り回していたと思います。
ゴルフで飛距離アップすることで上手くなった実感を持つこともできるので、気持ちはよくわかります。
しかし、練習場で「向こう側のネットの何段目に届かせよう」などの目標を持っていると、ただ飛ばすことにこだわってしまいます。
そして、練習の80%をドライバーに費やしてしまった・・・などの経験をするのです。
確かに、マン振りして芯に当たれば飛びますので、それが快感になり、また振り回す。
当然、正確性など頭にありません。
また、最近はヘッドスピード測定器が売っているので、簡単に自分のヘッドスピードを測ることができます。
マン振りして、ヘッドスピードが45~50くらいだとプロと遜色ありません。
アマチュアの平均が40前後ですから、その数値から「自分は飛ばし屋だ」と思い、自信を深めるのです。
しかし、その状態でコースに行くと、現実を思い知らされます。
練習場では、少しの曲がりなど気にしていなかったのに、コースではそれが致命傷になるのです。
OBを連発し、スコアはボロボロ。
そうやってゴルファーは「正確性」を追求するようになる。
これが多くのゴルファーの成長過程です。
おすすめの弾道測定機
スカイトラック(Skytrak) スイング練習機
FlightScope Mevo
モバイルトレーサーMLM
ヘッドスピードを上げる練習
飛距離と正確性
正確性を追求しはじめると、今度は飛距離が落ちてきます。
ゴルフの怖さがわかってくると、昔のように思い切って振り切ることができなくなってくるのです。
曲がらなくなっても、飛ばなくなれば、スコアメイクは難しくなりますし、なによりゴルフの楽しさが半減してしまいます。
そこでゴルファーは「曲げたくなど、飛ばしたい」という二律背反する目標を追いかけるようになります。
クラブを逆さに持って振りヘッドスピードを上げる
そんな方におすすめしたいのは、ドライバーを逆さに持って、できる限り速くビュンビュン振る練習です。
クラブを逆さに持つと先端部が軽いのでフルスピードで振れます。
同時に「クラブヘッドって重いんだなぁ」ということを実感できると思います。
そして、先端が軽いので、スイングスピードはどんどん上がります。
このスピ一ド感を持ったまま、今度は通常通りにグリップを握り、いつも通りのスイングをしてみてください。
ヘッドの重みを感じることができ、今までとは違う感覚でスイングができるようになると思います。
この感覚を実際のスイングに生かすことでへッドスピードが上がり、かつ正確性も維持できるようになります。
これを数回繰り返すと、自然とスイングがスムーズになり、ヘッドの重さを活かすスイングが体感できるはずです。
アマチュアゴルファーは曲げたくない気持ちが先行してボールを当てにいく傾向が強いですが、これではへッドスピードは上がらないので飛距離は望めません。
また、体の回転によって生まれるスイングスピードも落ちるためボールがつかまらなくなります。
効率よく飛ばすには曲げないことが大切です。
ヘッドを利かせて、ビュンビュン振った方が曲がらないと体感できれば、飛距離はおのずと伸びるのです。
ヘッドスピードアップのコツ
竹ぼうきを振る練習
竹ぼうきを振る練習もおすすめです。
長くて重い上に、空気抵抗が大きいので、体幹や下半身を使わざるを得なくなるので、スイングの基礎が理解できるようになります。
手先では決して振れないので、しっかりと体幹を使うことになるため、よく言われる「胸の前にヘッドをキープしたまま回転する」感覚がつかめるでしょう。
ヘッドスピードアップは、ヘッドだけを早く動かすのではなく、クラブ全体を体幹の動きで動かすことなのだとわかってくると思います。
同時に体幹や下半身の大きな筋肉を鍛えることにもなるため、一石二鳥です。
竹ぼうきがなければ、ミドルアイアンを2本持って振ってもいいでしょう。
同じ方向に束ねるとヘッド側が重すぎ、手首に負担がかかるので、ケガ防止のために互い違いにすることをおすすめします。
軽いものと重いものを交互に振る練習
軽いものと重いものを交互に10回ずつ振るメニユーも効果的です。
まず軽いものを振ったあとに、重いものを振る。そうすると重いものも次第に速く振れるようになってくるのです。
さらにその上で、再び軽いものを振ると単なるスピードアップではなく、スイングにキレが出てきます。
ムダな動きをそぎ落とし、エネルギーを効率よくスピードに変換し、飛距離を伸ばすことにつなげられようになります。
しかし、ただ振ればいいというわけではありません。
重いものを振るときも軽いものを振るときも、しっかしアドレスをしてボールの位置を意識し、それを打ち抜くイメージを持つことが大切です。
打ち出す弾道をイメージしながら、スイングするとより効果的です。
ボールを意識せずに、適当に振ると間違った動きになる場合があります。
練習はあくまで実践的に。
間違った動きを繰り返して力ラダに記憶させてしまう愚だけは避けましょう。
ヘッドスピードを上げる練習器具
【ヘッドスピードが上がるドライバー】