スイングリズムの作り方|やってはいけないテンポは4拍子?3拍子?

ゴルフの打ち方

 

スイングリズムの重要性

プロゴルファーにラウンド中のチェックポイントを聞くと「スイングリズム」と答える場合が多いようです。

プロはラウンド中、スイングの細かい動きは考えず、自分のリズムだけにフォーカスしているのです。

プロが最重視する、スイングリズムの大切さがわかるでしょう。

1秒前後のゴルフスイングの中で一定のリズムを作るのは困難です。

野球やテニスなど、相手が攻撃してくるスポーツはスイングの前からリズムを作れますが、ゴルフの場合は、自分でリズムを作らなければいけません。

ここがゴルフスイングの難しさなのです。

スイングリズムが重要な理由

ショットの安定

一定したリズムは安定したショットの源泉です。

スイングは繊細なので、ちょっとした力の入れ具合で簡単に乱れてしまいます。

いわゆる「打ち急ぎ」は乱れるスイングの典型です。

そのスイングをできるだけ一定にしてくれるのが「リズム」なのです。

リズムが変わらなければ、大きなミスは出ません。

緊張する場面に限ってミスショットをしてしまう原因は、おそらくスイングリズムの乱れでしょう。

「飛ばしたい」「寄せたい」との気持ちが出すぎてしまい、リズムを速くしているのです。

メンタルの安定

リズムの安定はメンタルの安定にもつながります。

「ヤバい」「勝ちたい」と平常心を失いそうになったときでも、いつものスイングリズムさえ忘れなければ、また同じスイングができ、気持ちを落ち着かせられるのです。

ゴルフ自体を安定させるためにも、スイングリズムの重要性を理解しておきましょう。

打ち急がないために必要なトップの間の作り方|ゴルフのスイングリズム
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スイングリズムの作り方

リズムを変えて素振り

自分に最適スイングリズムを見つけるのは、なかなか難しいものです。

基本的に、スイングリズムは以下4種類しかありません。

①1拍子で振るタイプ

②3拍子でトップの間が強いタイプ

③トップで間が少ない3拍子タイプ

④2拍子で振るタイプ

まずは、このリズムを意識しながら、4種類のリズムで素振りをしてみます。

頭の中で「1・2・3」「1・2~・3」などとリズムを刻みながら素振りをしてみます。

慣れてきたら、実際に球を打ち、感覚を確かめてみます。

スイングリズムに正解はありません。

4つのバリエーションを試しながら、自分に最適なリズムを見つけましょう。

練習からスイングリズムを意識

練習場では、ただ球数を重ねるのではなく、どの番手においても、いいリズムを最優先にします。

球の方向は無視するくらいでもいいでしょう。

クラブを力一杯振り回すのではなくて、スイングの始動から、トップ、ダウン、インパクト、フォロースルーからフィニッシュまで、リズムよく回す姿を頭の中に思い描きながら、自分のスイングリズムだけを意識し、ただ振り抜くのです。

テークバックはゆっくりでも、切り返しから急加速するようなリズムは絶対にNGです。

個人的には、森田理香子プロのスイングをイメージするといいと思います。

軸で回転し、まったく暴れない美しいスイングリズムです。

森田理香子プロ スイング集 マジでお手本です。

 

よいスイングリズムを作る練習

スイング全体のリズムをよくする

アドレスからフィニッシュまで、ゴルフスイングはスムーズな一連の動きと捉えるべきです。

テークバックやトップ、インパクトなどの各パーツ分解も必要ですが、最後はトータルでのリズムが重視されるべきでしょう。

別々の動きが組み合わさってスイングを作っているのではなく、始まりから終わりまで、部位が連鎖的につながって、ひとつの流れを作り出しているのです。

これをまとめているのが「スイングリズム」なのです。

適切なスイングリズムで振れていれば、その人がどんなゴルフをするかはおおよそ見当がつきます。

回転軸がしっかりし、リズムよく振れる安定したスイングができていれば、大きなミスは出ないので、それなりのスコアにまとめられるのです。

各部位の動きとそれをひとつにまとめるスイングリズムがあれば、ナイスショットは約束されたも同然なのです。

連続打ちでリズムをよくする

スイングリズムを一定にするおすすめの練習方法は、まずボールを15センチ程度離して3つ並べます。

ボールよりも少し離れたところで連続素振りをして、一定のリズムを作ります。

大きなスイングにする必要はありません。

30~50ヤードのアプローチをするくらいの感覚です。

そのリズムを維持しながら一歩ずつ前に進み、ボールを順番に手前から打っていきます。

ボールの弾道はまったく気にしません。

重要なのは「一定のリズム維持」です。

連続した動きの中でボールを打てばスイングにリズムが生まれます。

この小さなスイングから得たリズムを覚え込ませれば、フルショット時も同じリズムでスイングできるようになります。

ゴルフスイングを定着させる方法!【中井学プロレッスン】
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メトロノームでスイングリズムを作る

ゴルフ専用のメトロノームが売っているので、練習場にメトロノームを持っていきましょう。

ドライバーからアプローチ・パターまで、自分の打ちやすいリズムが理解できるはずです。

ポイントは、テークバックとダウンスイングのリズムを整えること。

バックスイングとダウンスイングのリズムが同じであれば、スムーズにスイングできます。

アマチュアゴルファーの多くは、テークバックより、ダウンスイングの方がリズムが速くなります。

その方が強くインパクトできると勘違いしているからです。

特に調子の悪い時は、ダウンスイングのリズムが早くなっている可能性があります。

調子がよかった時のリズムに合わせ、スイングを調整していきます。

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擬音や形容詞を口に出す

自分に合うスイングリズムが理解できたら、次はそのリズムを体に覚え込ませます。

擬音やイメージする形容詞を口に出してスイングする練習方法がおすすめです。

有名なのは「チャー・シュー・メン」でしょう。

リズムは頭の中で意識するよりも声に出した方が体が動きやすくなります。

スイングリズムのタイプで最適な擬音や形容詞は異なります。

「シュ」「速く」「ドン」「強く」「叩く」などの言葉を組み合わせて使うとスイングがイメージしやすくなります。

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スイングリズムがよければフィニッシュが取れる

ショット後のフィニッシュは取れているでしょうか。

ゴルフスイングにとって、フィニッシュは非常に大切なものです。

いいショットが打てたからフィニッシュが取れたのではなく、フィニッシュを取ろうとしたからいいショットが打てたとも解釈できるのです。

そのくらいスイングにおけるフィニッシュは重要です。

プロのスイングリズムを参考にする

かつて世界ランキング1位になったアダム・スコット選手は、あらゆるショットを放ったあと、きれいなフィニッシュの形で3秒間ほど止まっていました。

ローリー・マキロイ選手のドライバーショット後のフィニッシュは、完全に静止するくらいピタッと止まります。

トッププロのレベルとは言いませんが、せめて1秒だけでもフィニッシュの形でピタリと動きが止まるようなスイングリズムにしたいものです。

リズムが悪いスイングはフィニッシュが取れない

フィニッシュが取れないのは、スイングリズムが悪いからです。

下半身を土台に、上半身を大きくねじる回転運動の軸が安定していないから、最後に体全体がグラついてしまうのです。

当然、スイングアークが大きくなる長いクラブほど、スイング軸の不安定さは目立ってくるので、ドライバーが最も不安定になります。

アマチュアゴルファーはコースで大スライスやチーピンなど、ドライバーのミスで撃沈するパターンが多いでしょう。

これは、きれいなフィニッシュと無関係ではないのです。

その主因は、スイングのリズムやテンポの悪さです。

特に下半身の使い方が理解できていないゴルファーは、ドライバーだけではなく、5番アィアンや7番アイアンでも無駄に振り回し、フラフラしてしまいます。

さらに、そのグラグラ感が嫌なので、インパクトでスイングを止めてしまう人もいます。

このような不自然な振り方になっている場合は、やはりスイングリズムを見直さなければいけないでしょう。

力や目一杯の早さではなく、軸を意識しながら、しっかり体重移動ができるバランスとリズムがよいスイングにしなければ、ゴルフは上達しないのです。

ローリーマキロイ アイアン 正面 / Rory Mcilroy Iron Front

 

スイングリズムに必要なのは「バランス」と「柔軟性」

ゴルフスイングに必要なのは、体全体のバランスです。

そして、その基礎となる各関節の柔軟性です。

腰や足首、さらに膝と下半身をグルグル回して、柔軟運動をしてから、少しゆっくりとしたリズムで素振りをしてみてください。

関節の可動域が広がりで、思った以上に全体のバランスが取れ、上手く体が回せるようになるはずです。

主に下半身の柔軟性を維持した上で、意識的にリズムをゆっくりにして、フィニッシュを取る練習を積み重ねれば、結果的にバランスのよいスイングが身につくはずです。

フィニッシュのたった1秒間を意識する。

スイングの「有終の美」を目指し、最適なスイングリズムを見つけてください。

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