ヒールアップで飛距離アップ|OBを連発する人の左足かかとの使い方

ゴルフの打ち方

 

ベタ足スイングが正解?

最新のドライバーやアイアンには「ベタ足スイング」が合っているといわれているので、昔のようにヒールアップするスイングは見なくなりました。

女子のアン・ソンジュプロや桑木志帆プロなどは、インパクトの瞬間でも右足の裏が地面に付いたままのベタ足スイングです。

あの柔軟性なら、球は曲がらないでしょう。

しかし、ベタ足が善で、ヒールアップが悪とは必ずしもいい切れません。

ヒールアップを上手く活用すれば、飛距離アップにも貢献してくれるはずです。

事実、トッププロの中にもヒールアップを取り入れている選手もいます。

では、ヒールアップをどう活用すればいいのか。

やってはいけないヒールアップとはなにか。

「いいヒールアップ」と「悪いヒールアップ」を検証していきましょう。

 

ヒールアップとは

「ヒールアップ」には、いろいろなタイプがあります。

単純に軽く左足かかとが上がる人もいれば、左足親指のつけ根あたりを支点にして足裏の外側がめくれ上がるようにかかとが地面から離れる人もいます。

そのねじれ具合や、かかとの上がる程度も微妙に違っていますし、かかとを上げると同時に左ひざが屈曲して前に出る人もいます。

トッププロもヒールアップを活用している

最近では、飛ばし屋としても有名なローリー・マキロイやジャスティン・トーマスなどが実践する「地面を踏んで生まれたエネルギーを回転力につなげる」という最新スウィング理論が注目されています。

いわゆる「地面反力」です。

この地面を踏むという動きこそが「ヒールアップ」なのです。

代表的なスイングはマシュー・ウルフでしょう。

彼はジョージ・ガンカスが提唱する「GGスイング」を取り入れています。

まず、アドレスでは右足の真ん中(土踏まず)に荷重します。

その体重をやや後ろの右かかとにスライドさせるようにしながらテークバックをしていきます。

右かかとへの体重をキッカケに体を右に回転させつつ、同時に左足もヒールアップさせるのです。

両足のかかとに体重を乗せるタイミングを活用しながらスイングしていく。

これが現代のヒールアップといえるでしょう。

年齢とともに捻転は浅くなる

若いころは左足かかとを上げずにベタ足で打っていたゴルファーも、年齢を重ね、肩や腰に無駄な肉がついてくると、捻転が浅くなるので、自然にヒールアップするようになるかもしれません。

一般的なゴルフレッスンでは、左足かかとは上げずスイングするように教えられるはずです。

その方が無駄な動きを少なくでき、再現性が高くなるからです。

また、最新のクラブは高性能なので、無駄な体重移動などは必要なく、ただオートマチックに振ればいいようにできています。

当然、ヒールアップをしなくても飛ぶように設計されているのです。

しかし、年齢を重ねることでテークバックからバックスイングにかけて、上体をコイルアップしづらくなります。

前述の通り、腰まわりに贅肉が付いてしまうこともあるでしょうし、どうしても全身の関節や筋肉が硬くなるため、どうしても捻り上げることが難しくなるのです。

これも、年齢による衰えの現象のひとつでしょう。

マシュー・ウルフ Matt Wolff【Driver Shot】2020 Farmers Insurance Open

 

ヒールアップで捻転を深くする

もし、昔に比べ、捻転が浅いと感じているなら、試しにやってみてほしいのが、スイングの始動にしたがって左足かかとを浮かせてみる「ヒールアップ」です。

トップの直前で、どうも肩の入り方が足りないと感じたときは特に有効です。

ベタ足でスイングするより、かかとを上げたほうが、トップで左肩が入りやすい感覚があるはずです。

年を取ると、肩周辺の柔軟性が失われるので、どうしてもトップの位置が低くなり、スイング全体がコンパクトになって左肩の入り方は浅くなりがちです。

これは避けようがないかもしれません。

しかし、ヒールアップをすると、左肩を入れやすいと感じるでしょう。

事実、左足かかとを上げることで、体の回転がしやすくなるのです。

上半身の筋力がある人はヒールアップ不要

逆に捉えれば、背筋が強く、上半身の力だけで大きく上体をねじることができる人は、特にヒールアップの必要はないのです。

しっかりした下半身を土台として、上半身を深くねじり上げることができるのであれば、それでなんの問題もありません。

上体と下半身の間のねじれの差は大きく、このねじれを一気に戻すときの回転力は強くなるので、特にヒールアップの必要はないでしょう。

スイング論的にいえば、こちらのほうが理想に近いので、できればこちらのスイングを目指したいのが本音です。

スタンス幅を狭くする

ヒールアップをするのであれば、スタンスを狭くすることが必須です。

そもそも、スタンスが広いと体を回しづらくなりますが、スタンスを狭くすればバックスイング時のヒールアップがしやすくなるのです。

また、ヒールアップでスイングリズムを作ることも可能になります。

バックスイングで左足、フォロースルーで右足と一定のリズムでヒールアップすると、足の動きによりリズムが取れるので、いつでも同じタイミングでスイングできるようになります。

ヒールアップを取り入れたスイングは、歩くときと同じテンポがおすすめです。

足の動きに合わせて腕を振ることで、バックスイングとダウンスイングのテンポが同じになります。

ゴルフ用のメトロノームを使って、自分のベストなスイングリズムを研究してみてもいいでしょう。

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ヒールアップの問題点

近年、ヒールアップをしないスイングが主流になるのには理由があります。

大きくヒールアップして打つと、確かに肩の入り方は深くなります。

しかし、肝心のボールコントロールが上手くいかなくなる弊害が生じるのです。

いくら体が回りやすくなっても、ショットの正確性が低下するとなれば、それはそれで大きな問題です。

飛距離は伸びても、フェアウェイキープ率が極端に下がってしまえば、むしろスコアは悪くなるはずです。

それなら、飛ばなくてもいいので、正確性を重視したスイングでフェアウェイに置いておいた方がいいのです。

つまり、正確性を手放すくらいなら、すぐにヒールアップ打法にフォーム改造とはいかなくなるということです。

 

かかとを下ろす場所が重要

アドレスと同じ場所に戻す

ヒールアップをして、かつ正確性を維持したいのであれば、上げた左足かかとの下ろし場所が問題になります。

振り上げたクラブは、いつもと同じ軌道を描いているのに、上げた左足かかとがアドレスで構えた同じ位置に戻っていなければ正確性は担保されないでしょう。

これでは、インパクトを迎える下半身の準備ができていないことになります。

結果として、スイング全体のバランスが微妙に崩れ、ショットの安定性が失われることになるのです。

プロのヒールアップを参考にする

トップブロの中にも、大きくヒールアップするユニークなスイングの持ち主はいます。

古くは、新井規矩雄プロなどが有名でしたし、現在でも片山晋呉プロ、池田勇太プロなども軽いヒールアップをしています。

海外選手でも、ジャック・ニクラウスやトム・ワトソンもヒールアップをしていました。

このようなヒールアップをするプロを見る際、注意深くスイングを観察してみてください。

たとえ左足かかとが大きく上がっていても、ボールをヒッ卜する瞬間、そのかかとはアドレスのときにセットした元の位置に、きちんと下りてきているはず。

ここが飛距離と正確性を両立させる上で、とても重要なポイントなのです。

池田勇太のドライバーショット

 

回転打法

 

練習通りの素晴らしいダウンスイング!『片山晋呉』ドライバーショット<スロー再生あり>

 

ゴルフ帝王ジャック・ニクラウスのスイングその2

 

ヒールアップをしていいスイング

ダメなヒールアップ

ヒールアップの有無は、どちらが正しいとはいえません。

それは、スイングの特徴や年齢や体型などに影響を受けるからです。

ただし、絶対にいえることがあります。

上げたかかとが元の位置に下りてこないヒールアップは、絶対にダメなヒールアップです。

これだけは間違いありません。

また、猫背型のアドレスてハンドダウンに構える夕イプのゴルファーにも、ヒールアップは向いていないと思います。

こういう夕イプのゴルファーがヒールアップすると、どうしても手打ちになりがちで、スイングのタイミングも悪くなる傾向が見られます。

足首の関節の強さと柔軟さが必要

正しいヒールアップをするためには、足首の強さと柔軟さも求められます。

ヒールアップは上半身の捻転を深くする打ち方ですが、ねじった上体を支えるのは、あくまで下半身なのです。

テイクバックからインパクトまでの瞬間、下半身は接地している両足がガッチリ支えなくてはいけません。

構えた場所と同じ位置に上げたかかとを下ろすには、足首がしっかりしていなくてはいけないのです。

特に左足の足首の強靭さと柔軟性が必須になります。

そのためにも、日ごろから足首を柔軟に保つストレッチをするなど、常に意識しておくことが大切です。

これにより、ケガの予防にもなります。

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