ゴルフに最適な車選び
ゴルファーズカーのポイント
愛車を選ぶ際、なにをポイントにするでしょうか。
もし、あなたがゴルファーなら、絶対に外せないポイントがあるはずです。
その筆頭は「キャディバッグが余裕で搭載できるラゲッジスペースの広さ」でしょう。
さらに、4名が乗車できる室内の広さと静粛性。
最新運転支援機能などの長距離移動の快適性も重要ですし、燃費も必須条件になるはずです。
そして、なにより「かっこよさ」は捨てられません。
OLがゴルフの送迎で乗りたい車
一方、車に乗せてもらう、ゴルフ好きのOLは、どんな車を支持しているのでしょうか。
インターネットを使って大規模調査を実施しました。
上品な送迎ができれば女子ウケは抜群。
モテること請け合いです。
最近はSUVが人気ですが、大人のセダンも乗りたいとの声を集めていますし、ミニバンやコンパクトカーの選択肢もあるでしょう。
ゴルフOLの声を愛車選択の参考にしてみてください。
ゴルフに便利でモテる車の条件
ゴルフを趣味にするOLの声を集めてみると、女性が好む車の傾向が見えてきます。
ひとつは「ブランド」です。
ベンツ、BMW、アウディのいわゆるG3のブランド力や威光は素晴らしく、安定の人気ですが、それに負けないのがレクサスです。
いつの時代も高級車の人気は不動です。
一方で堅実なOLからは、燃費がよく維持費も安い国産車を推す声も多いようです。
浪費癖のない堅実な男性は一定の需要があるようです。
つまり、ゴルフ女子は「ブランド」と「実用性」の両立を求めていることがわかります。
広いラゲッジスペース
ラゲッジスペースの使い勝手は国産車に軍配が上がります。
輸入車は、そもそもゴルフに行く想定で作られていません。
基本的には旅行用のトランク(キャリーバッグ)の積載を主眼に設計されています。
一方、国産車は旺盛なゴルフ需要に合わせ、ゴルフバッグの積載を最優先で設計されているので、ゴルフバッグを横にしたまま積むことができます。
また、国産車に多いFF車は、構造上ラゲッジスペースや室内空間を広くできるので、ゴルフには最適のパッケージです。
快適性
高速道路での移動の快適性は、ドイツ車に分がありそうです。
ボディ剛性やブレーキ性能では、ドイツ車に勝る車はないと思われます。
ただ、やや固い乗り心地なので、多少のコツコツ感はあるかもしれません。
一方、運転支援システムは国産車も負けていません。
高速道路限定でレベル3の自動運転を実現しているのは、国産車だけです。
アクセル・ブレーキ操作だけでなく、ハンドル操作もシステムに任せられるので、ドライバーはただ座っていればいいだけ。
会話の盛り上がりは間違いないですし、疲労も雲泥の差でしょう。
燃費
最近はハイブリッド車は、一昔前の車では考えられないくらいの燃費を叩き出します。
コンパクトサイズのハイブリッド車なら、リッター30㎞は余裕でしょう。
このハイブリッド車でも十分な燃費性能ですが、最もおすすめなのは、ディーゼル車です。
日本では馴染みが薄いですが、ヨーロッパでは今でもディーゼル車が主流です。
最新のディーゼルはとても静かで、ガタガタする不快な振動もないため、ガソリン車との違いはほとんどありません。
その上、軽油なので、燃料代が超お得です。
また、最近はテスラなどの電気自動車が普及してきたので、より燃料費のコストダウンが可能になってます。
デザイン
やはり、車はエクステリアのデザインが決め手になるでしょう。
フェラーリやランボルギーニは無理でも、最新のデザインは洗練されており、女子ウケすることは間違いありません。
昔のセダンはおじさんの象徴でしたが、最新セダンはクーペスタイルでスポーツカーのようなフォルムです。
SUVもスポーティーなデザインが増えてきたいので、どれを選ぶか迷ってしまうくらいのカッコよさです。
ゴルフでモテるセダンおすすめランキング
名門ゴルフ場に乗り付けるなら、やはり風格、落ち着き、ゆとりを併せ持つセダンがベストな選択になります。
車高が低いため、風の影響を受けにくく、コーナーでのロールも少ないので、運転がしやすい特徴があります。
ゴルフ女子からは「高級セダンでセレブ気分を味わいたい」との声がありました。
レクサスLS
ゴルフ女子から圧倒的な人気は、LEXUS(レクサス)ブランドのフラッグシップセダンが「LS」でした。
セダンとして十分な居住性を確保しながら、斬新なクーペシルエットを両立したスタイリングが特徴です。
最新の高度運転支援技術「Lexus Teammate」の新機能「アドバンスドドライブ」を搭載し、高速道路での完全手放し運転を実現。
ほとんどシステムが運転してくれるので、まったく疲れずにゴルフ場の往復ができます。
レクサスES
LEXUSといえば、優れた静粛性と乗り心地ですが、それを体現しているのが「ES」です。
LSの半分の価格とは思えない質感で、上質なドライブを演出してくれます。
スポーティーなセダンにも関わらず、室内空間は驚くほど広く、快適な乗り心地なので、ゴルフOLウケは抜群。
進化した「Lexus Safety System +」を含む、先進予防安全技術を採用しているので、事故のリスクを低減してくれます。
疲れた帰り道でも、システムの力を借りて、安全に運転できるでしょう。
メルセデス・ベンツSクラス
メルセデス・ベンツの伝統的なフラッグシップモデル「Sクラス」は、ブランド力抜群でゴルフ女子から多くの支持を集めました。
エクステリアデザインとデジタルとアナログの美しい調和を図った室内空間は芸術作品そのものです。
安全装備では、世界初の助手席の影響を受けない後席左右の「SRSリアエアバッグ」を搭載し、後席の乗員の安全性の向上を図っています。
世界最高の1台といっても過言ではない仕上がりで、これに文句をいうゴルフ女子は存在しないと思われます。
BMW7シリーズ
BMW7シリーズは人気の高級大型セダンで、ゴルフ女子からの人気はベンツSクラスと二分されていました。
今となっては希少なV12エンジンに採用しているので、ドライビングを楽しみたい方に最適な1台でしょう。
高速渋滞時ハンズフリー機能も搭載されているので、行き帰りの渋滞も楽ちんです。
ただし、大型化したフロントグリルは賛否が分かれるかもしれません。
ゴルフでモテるステーションワゴンおすすめランキング
国産車では商用車っぽいと敬遠されがちですが、ヨーロッパでは積載量が多いため、未だに人気なのがステーションワゴン(シューティングブレーク)です。
ゴルフバッグが4つ積めるのは、ゴルフに最適です。
セダンとSUVのいいとこ取りをした車種といってもいいでしょう。
スバル レヴォーグ
ステーションワゴンの代名詞といえばレヴォーグ以外に思いつきません。
準天頂衛星やGPSから得られる情報と3D高精度地図データを利用した新機能「アイサイトX」を導入し、曲率の高いコーナーや高速道路の料金所付近での車速制御、渋滞時のハンズオフアシストなどが可能になりました。
ゴルフバックも4つ積めるので、ゴルフには最適な1台です。
アウディA6アバント
おしゃれなイメージのアウディの中で、アッパーミドルクラスに位置する「A6」がベースのステーションワゴンです。
広い荷室を持ちながらもルーフラインは流麗で、全体的に都会的な雰囲気の漂うデザインはゴルフ女子から人気になりました。
積載量も十分で、ドライビングも楽しめる。その上、かっこいい。
すべての要素が凝縮された1台といってもいいでしょう。
ゴルフでモテるSUVおすすめランキング
旅行や普段使いにも最適な大人気のSUVですが、もちろんゴルフでもその実力を発揮します。
荷室の広さはもちろん、車高が高いので運転視界がよく、乗降性に優れているのも特徴です。
レクサスRX
ゴルフ女子が大好きなブランドであるレクサスの中で最も売れているのが「RX」です。
高級セダンの乗り心地と快適性を兼ね備えたSUVで、ゴルフに行くには最高の車です。
ゴルフバックは余裕で4つ積載。
レクサスならではの最新の安全装備も充実しています。
レクサスNX
大人気のレクサスRXを一回り小型化したのが「NX」です。
洗練されたエクステリアデザインと質感の高い機能的なインテリアがゴルフ好きOLからの支持を集めました。
お手頃価格でレクサスオーナーになれるので、コスパのよい1台です。
トヨタ ハリアー
若者からシニアまで、様々な年代から人気の1台がハリアーで、ゴルフ女子からも多くの支持を集めました。
クーペスタイルの流麗なデザインはとてもスタイリッシュです。
室内空間もラゲッジスペースも十分な広さなので、ゴルフには最適です。
BMW X6
ブランド力と実用性を兼ね備えるのがBMW6シリーズです。
おしゃれに都市部を走りながら、週末はゴルフにも行きたい方にピッタリの1台でしょう。
室内空間とラゲッジスペースはやや狭いので、2人で行くゴルフに最適です。
ホンダ ヴェゼル
大人気小型SUVがホンダのヴェゼルで、ゴルフ好きOLからも「おしゃれ」との評価を集めました。
予想以上に室内空間は広く、燃費もいいので、実用性もバッチリです。
質感も高く、コンパクトSUVとは思えない仕上がりになっています。
トヨタ カローラクロス
大人気車種であるカローラのSUVとして誕生しましたが、デザインも洗練されており、女子ウケも悪くないようです。
SUVならではの広い室内空間や高いユーティリティーに加え、力強い走りと低燃費を両立させているので、ゴルフでの長距離ドライブも苦にならないでしょう。
室内空間とトランクスペースはやや狭いので、3人で行くゴルフが限界だと思われます。
ゴルフでモテるミニバンおすすめランキング
ミニバンはアルファードの一択です。
メルセデス・ベンツのVクラスなどもありますが、押しの強いデザイン、使い勝手や静粛性を考えれば、アルファード以外の選択肢はないに等しいでしょう。
トヨタ アルファード
大空間高級サルーンとして、ラグジュアリーさと快適性は他のミニバンの追従を許さないほど圧倒的な人気を博しています。
まるで高級ホテルのラウンジのような快適な空間ので、移動中もリラックスできるとゴルフ女子からは最高の評価を得ています。
ラゲッジスペースも十分は積載力なので、4人ゴルフも余裕でしょう。
モデル末期ながら売れ続けている理由がわかります。
ゴルフでモテるコンパクトカーおすすめランキング
燃費もよく、室内空間も広い国産コンパクトカーは「自分でも運転できそう」とゴルフ女子から人気がありました。
ゴルフバックは3つまで積めるので、3人ゴルフなら問題ありません。
トヨタ ヤリス
これまで国内ではヴィッツとして売られていましたが、国内モデルも「ヤリス」という車種名が使われるようになり、全世界で車種名が統一されることとなりました。
素晴らしい完成度で、ヨーロッパ市場でも高い評価を受け、コンパクトハッチバック市場に影響を与えた名車と言われています。
トランク容量はあまり多くないため、2人ゴルフが現実的ですが、燃費は最高なので、ガゾリン代は安くできます。
コンパクトカーながら、安全装備も充実しています。
日産 ノート
ショートノーズ&ロングルーフ、ミニバン風なデザインを持つのが日産のコンパクトカー「ノート(NOTE)」です。
パワフルで気持ちのよい走りを獲得しながら、コンパクトカーとは思えない1クラス上の静粛性も実現しています。
360°セーフティサポートを実現する先進安全技術を搭載し、全方向での安全性を向上させているので、長距離ドライブも楽勝です。
トヨタ アクア
トヨタの大人気コンパクトカーがアクアで、燃費性能は世界トップクラスといわれています。
車体は5ナンバーサイズに抑えられ、とてもコンパクトなので、女性でも楽に運転できるでしょう。
低重心なので高速走行もスムーズで疲れません。
ゴルフに最適なコンパクトカーです。
愛車を買い換える際の注意点
愛車を買い替える際、多くの人は自動車ディーラーでの「車下取り」を最優先に考えます。
というよりも、ディーラー下取り以外の選択肢を知らない方が多いのかもしれません。
そのくらい、愛車を手放す場合の方法として「ディーラー下取り」が定着しているのです。
確かに、ディーラー下取りは手間がかからず便利ですし、安心感もあるでしょう。
しかし、なにも考えずにディーラー下取りに出すのは、大損をしてしまうリスクがあることを覚えておいてください。
近年では、中古車流通の方法も多様化しています。
いろいろな買い取りの手段を天秤にかけることで、愛車の価値は上がっていくのです。
とはいえ、よほど自動車業界に詳しい人以外、愛車の買取価格を上げる方法についての知識がないかもしれません。
この点について、詳しく解説してきますので、まずはディーラー下取りの実態を知ってください。
車下取りとは?
車下取りとは「新車を購入する前提で、新車購入価格から買取査定額分を値引く制度」のことです。
そのため、買い替え検討をした際に、車両見積もりの中にも「下取り価格」という欄があるのです。
そのくらい、新車購入と下取りは一般化した制度と言えるでしょう。
下取りは、現在の愛車の相場が反映されますが、実際には「値引き」と同等の扱いをされることもあります。
値引きと下取りの関係
新車には、その時々で値引きの上限が設定されています。
発売されたばかりの車は値引きが少なく、モデルチェンジ前の車は値引きが多いというのが常識です。
また、決算前には目標台数をクリアしなければいけないので大幅値引きをしたりするなど、ディーラー側の都合で値引き額が変化します。
そのため、数ヶ月前は30万円も値引きしていたのに、今は20万円が限界ということが起こります。
しかし、今はインターネット全盛の時代なので、あっという間に値引き額が共有されていきます。
特に、以前より値引き額が減ってしまっている場合は深刻です。
「前は30万円も値引きしてたのに、なんで20万円しか引いてくれないんだ!!」と怒る客がいるかもしれません。
そんなときのために、下取りを使うのです。
「本来の下取り額は60万円ですが、特別に70万円にします。10万円上乗せするので、結果として30万円の値引きと同じですよね」と言いくるめるわけです。
このようにディーラーでの下取りは、値引きとの調整に使われるのです。
ディーラー下取りの価格算定方法
新車ディーラーでは、JAAI(日本中古自動車査定協会)が出版している「中古車価格ガイドブック(イエローブック)」という本をベースに査定額を算出します。
中古車価格ガイドブックの査定基準価格から、年式や走行距離、各種状態などから加点・減点していき、価格を決定していきます。
この基準があるならフェアだと思うかもしれませんが、実はこれ「新車を売るために都合のよい下取り相場」なのです。
ディーラーの本業は新車を売ることなので、下取り価格を巧みに利用し、新車購入に結びつけようとしているのです。
ここにディーラー下取りの問題点が隠されています。
下取りが生まれた経緯
中古車が本格的に流通しはじめたのは、今から30年から40年ほど前に遡ります。
それまでは、車の販売台数自体が少なかったため、中古車というマーケット自体が存在していませんでしたが、モータリゼーションの進展とともに市場が生まれてきたのです。
とはいえ、当時、中古車を手放す手段は、ディーラーへの下取りしかありませんでした。
競争がなかったので、ディーラーは言い値で引き取っているような状況でした。
その上、ディーラーも新車を売るために仕方なく古い車を引き取るといった消極的なサービスとして取り扱っていたため、下取り価格は安く押さえられていたのです。
ここに下取りの原点があると言ってもいいでしょう。
そして、引き取ってしまった以上、下取りした車をすぐに転売して現金化する必要があったため、効率よく売り手と買い手をマッチングさせるためのサービスであるオークションが各地で誕生していったのです。
同時に中古車販売店も増え、中古車ビジネスが本格化していったというのが歴史的経緯なのです。
ディーラー下取りの問題点
新車ディーラーの本業は「新車を売ること」で、そこで十分な利益を出しています。
前述の通り、下取りは、新車を売るために仕方なく引き取るというスタンスです。
そもそも、下取りに出す車は、双方にとって不用品なわけで、ディーラーはそこに高いお金を払う必要性は感じていません。
さらに、引き取った後、オークションで転売しますが、そこで損をしてしまうリスクがないわけではない。
万が一、オークションで売れなければ、その下取り車は換金できない不良在庫になってしまうのです。
仕方なく引き取ったのに、それが売れない中古車になってしまってはビジネスにならないわけです。
このような理由から、ディーラーは積極的に高額買取はしません。
なんなら「他の買取店に持っていってくれた方がラッキー!」というナメた態度をとることもあるのです。
それでもディーラーにとって下取りはメリットがあった
しかし、絶対に損をしない金額で買い叩くことができれば、ディーラーも下取り車の転売で安定した利益を出せるのです。
特にインターネットがなかった時代は、売る側が下取り相場を知る手段がなく、言い値で買い取れたため、いくらでもボッタクることができました。
そのため、ディーラー下取りは、やりたい放題だったわけ、下取りでそれなりの利益を出していたのです。
その名残から、ディーラー下取りは、現在でも不用品回収とのスタンスであり、かつ「安い価格でしか買わない」という姿勢を崩していません。
ディーラー下取りの現状
現在では、インターネットが普及し、ディーラーもやりたい放題ではなくなってきていますし、多くのライバル店が出現しているため、好き勝手ができなくなっています。
それでも高額買い取りをするつもりはありません。
ディーラーはあくまで新車で儲けるからです。
情報感度の高い人は、ディーラー下取りに騙されませんが、インターネットを使わない世代などは、今でもディーラーに完全なカモにされているのです。
ホントに下取りでいいですか?
下取りは、新車の納車と同時に元の愛車を引き取ってくれるので、大変便利です。
そのため、多くの人がなにも考えずに下取りを選択してしまっていますが、世の中には車下取り以外にも車を売る方法は多くあります。
なにも無条件に下取りを選ぶ必要はありません。
というよりもむしろ、下取りを選ばない方が賢明だと言えます。
ということで、下取り以外の選択肢をご紹介していきます。
車下取り以外にも売る方法はある
ディーラー下取り以外で車を売る方法は主に下記の2点がポピュラーです。
車買取店による「買取」
オークション売却
それぞれ以下にて詳しくご紹介していきます。
車買取店による「車買取」
ディーラー下取り以外で最も有名なのは、車買取業者による「車買取」でしょう。
ガリバーやアップル、カーセブンなど、テレビCMでも有名な買取店が車の査定をしてくれるサービスです。
車買取とディーラー下取りの違いは、前述の「新車値引きの調整要素がない」という点です。
つまり、純粋に愛車の価格が支払われるのです。
また、買取業者同士の競争が激しいので、買取価格は安定して高い傾向にあり、初回提示価格の段階で「ディーラー下取りより30万円も高い」ということが当たり前にあります。
価格だけで考えるなら、車買取が最も有利だと言えるでしょう。
オークション売却
あまり知られていませんが、愛車を売る方法として「オークションの活用」も選択肢のひとつになり得ます。
つまり、個人間売買です。
特にヤフーオークションなどを使えば、簡単に出品することができます。
しかし、個人間でのやり取りは、必ずしもいいことばかりではありません。
オークションで愛車を売るためには車の状態を正確に把握しておく必要があります。
中古車販売店並の知識と経験が求められるかもしれません。
また、自分で名義変更等の手続きを行う必要もありますので、少なくない手間が発生します。
自動車は長く乗るものなので、個人間売買の場合は、その間もずっと責任を負うことになります。
とりわけ人命に関わる事故の原因が売った車にあった場合、その責任は免れず、相応の賠償を求められる可能性があります。
このように、すべての責任は自分が負う覚悟が必要になるので、正直、あまりオススメできない方法です。
車下取りのメリットとデメリット
車下取りには大きなメリットと、大きなデメリットがあります。
車下取りのメリット
比較的大きな企業との取引による安心感
新車と交換でスムーズに売買を完結できる
ディーラーならではのケア
これは、トヨタやホンダなどの自動車メーカーの系列である自動車ディーラーならではの利点といえるでしょう。
ベースには「自社ブランドを毀損するようなことはしない」という安心感があるのです。
また、自動車に関する多くの業務を担っている総合力、そして、下取りから新車購入までの一連の流れでワンストップで済ませられるのも魅力的です。
車下取りのデメリット
足元を見られる(どうせ新車を買うと思われている)
車両値引きをごまかされる
能力の低い営業マンだと使えない
中古車市場をあまり理解していない
基本的に買取額は安い
やはり「どうせ新車を買うんだから、適当に対応しても逃げられない」という思いがあるため、どうしても下取りの金額は甘くなってしまう傾向にあります。
また、ディーラーの営業マンはサラリーマンなので、当然、厳しいノルマがあります。
自分のノルマ達成のために、顧客を犠牲にすることがあるので、最初から疑ってかかった方がいいでしょう。
彼らは、顧客の利益より、自分のノルマ達成の方が重要なのです。
いかに新車を売るか。それもなるべく自分の利益になる方法で・・・
ディーラーの営業マンの言う通りにすると、大きな損をすることがあるということを忘れないでください。
車を売る場合のメリットとデメリット一覧
ここまで解説してきた通り、愛車を手放す際、一般的に「車下取り」「車買取」「オークション売却」という3パターンがあります。
それぞれに長短がありますが、そのメリットとデメリットを改めて理解してください。
売却方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
車下取り | ■大企業の安心感 ■スムーズな取り引き |
■中古車に関する知識不足 ■下取り価格が決定的に安い |
車買取 | ■買取価格が高い ■中古車市場に関する豊富な知識 |
■対応がよくない場合がある |
オークション | ■相場よりも高く売れる可能性がある ■任意の価格で売却可能 |
■リスクが高すぎる ■全て自己責任で誰も面倒を見てくれない |
下取りと買取りはそれぞれに長短がありますが、やはり、オークションはリスクが高すぎると思われます。
メリットに比べ、明らかにデメリットの方が大きいのです。
そのためオークション以外の「車下取り」と「車買取」のどちらかを選択するのが常識的な判断になるでしょう。
なぜ車下取りは価格は安いのか
では、なぜ車下取りは安いのでしょうか。
車下取りが安い理由を紹介していきます。
車下取りが安い理由
安い理由を端的に説明すると「ディーラーが下取りに力を入れていないから」ということに尽きます。
正確に言えば、決してディーラーが下取りに注力していないわけではありませんが、専門の車買取業者ほど力を入れていないので、比較するとどうしても価格が安くなってしまうのです。
ディーラーは新車販売で利益を出しビジネスなので、下取り(中古車売買)の優先度は高くありません。
あくまで「新車販売のためのサービス」という位置づけなのです。
高く売りたいなら「車買取店」へ
「とにかく高く車を売りたい」と思っているのであれば車買取業者の活用がマストです。
下取りと買い取りで30万円の差が出ることは、比較的頻繁にあるのですが、30万円ってとても大きな金額です。
新車を購入する場合、この30万円があれば、いろいろなオプションをつけることができます。
場合によっては「グレードの高い他の車種」にランクアップすることだってできるのです。
最近の軽自動車は安全装備が充実しているので、200万円オーバーも珍しくありません。
でも、あと30万円あれば、普通車が買えるかもしれないのです。
この違いは決定的に大きいと思います。
愛車を手放す前に知っておくべきこと
ネットの普及により、最近は愛車を手放す前に、中古車査定相場を調べる人が増えてきました。
多くの人が中古車査定相場について知りたいことは「下取りで大丈夫なの?」「買い叩かれてないの?」「一番高く売る方法は?」などでしょう。
やはり、心のどこかで「足元を見られているのではないか・・・」「実は騙されているのではないか・・・」との懸念があるのです。
しかし、残念ながら、その懸念は現実だと言わざるを得ません。
愛車を売る人の多くが、いろいろな理由を付けられて、本来の価値よりも安い金額で愛車を売却しているのが現実なのです。
車買取市場が成立しているワケ
愛車を売ることのできる場所と言えば「ディーラー」や「買取店」が思い浮かぶかもしれませんが、それ以外にも多くの買い取りチャネルがあるのです。
新車ディーラー
大手車買取専門店
中小車買取専門店
事故車専門の買取店
ガソリンスタンド
整備工場
オートバックスなどの自動車用品店
自動車解体業者
中古車輸出業者
実は、こんなに多くの選択肢があるので、日本全国、車を売る場所がないという地域は皆無なはずです。
これだけライバルがいて激しい競争があるはずの状況で、なぜ車買取市場は廃れず、多くの業者が生き残っていけるのでしょうか?
理由はシンプルに「1台あたりの利益が大きいから」で、1台でも買い取れれば、それなりに儲かるのです。
つまり、愛車を手放す人の立場からすれば、買取店に「高額な利益を抜かれている」ということです。
それにより、膨大な数の買取店は潰れることなく、生き残っているのです。
買取とは
下取りが大損確実なら、次の選択肢は「買取店」になりますが、そもそも買取専門店はどのように生まれたのでしょうか。
中古車マーケットが成熟し、下取車の転売が意外に儲かることが知れ渡ると、それを専業にする会社が数多く現れてきました。
大小様々な会社がありますが、「ガリバー」や「アップル」が有名ですね。
しかし、当初は知名度もなく、簡単には車を売ってくれません。
多くの人はまだ、ディーラー下取りしか知らなかったのです。
そこで「買取価格」で勝負するようになったのです。
ディーラー下取りよりも高額で売れるなら、買取店で売ろうと考えるのは自然の流れなので、買取店はとにかくディーラーの下取り価格から上積みすることに注力したのです。
とはいえ、大幅な上積みは自分の首を締めてしまうので、ディーラー下取りよりも、少しだけ高く買取るのです。
例えば、1万円でも高ければよく、それでディーラー下取りに伍していけるのです。
こうやって、徐々にディーラー下取りから顧客を奪って、買取という大きなマーケットを作っていったのです。
買取店はなぜ潰れないのか
自動車の寿命が伸びたことなどから、中古車の流通量は増加していきました。
それに伴い、買取店も急増しましたが、淘汰されることなく、多くの買取店が生き残っています。
その理由は「1台あたりの利益が大きいから」に他なりませんが、それを可能にしている原因もあるのです。
原因①:ディーラー下取りがクソだから
中古車メーケットで約70%と圧倒的最大のシェアを誇っているディーラーの下取りの買取価格が安いからです。
例えば、100万円で売れる下取り車をディーラーは30万円くらいで買い叩きます。
つまり、70万円の利益を出しているわけです。
これだけの利幅があるなら、買取店も買い取り競争に参戦できるのです。
車を売るきっかけは「新車への乗り換え」が圧倒的に多く、乗り換えの際にディーラー下取りの見積もりを取らない人はほとんどいません。
そこで初めて聞いた愛車の下取り額が、売却の基準として刷り込まれるわけです。
その金額を基準に買取店に行き、少しでも高い金額を提示されたら、当然、買取店で売るわけです。
最大シェアのディーラー下取りが異常に安い金額を提示するため、買取店は顧客と利益を確保し続けることができるのです。
原因②:価格を誤魔化せるから
買取店が生き残れるもうひとつの原因は、適当な理由で買取額を下げることができるためです。
中古車買取では、同車種、同年式、同程度の走行距離であっても、1台1台状態が違うため、実は価格があってないようなものなのです。
その上、買い取る側はプロ、売る側は素人です。
いろいろな理由を付ければ、いくらでも価格を落とせるのです。
ライバルと言えば、低い査定額しか提示しないディーラーくらいですから、それより高額を出すことは難しくありません。
とにかく、ディーラー下取りより1万円でも高ければいいわけですから、そのラインまで、いろいろな理由を付けて買い叩くのです。
つまり、弱いライバル(ディーラー)に勝てればよく、さらに、相手は素人なので、いくらでも価格は誤魔化せる。
これこそが、多数の買取店が過度の価格競争に陥らない最大の理由なのです。
買取店の生き残り戦略
買取店が十分な利益を確保し、生き残ることが比較的容易とは言っても、それを積み重ねていき、大きく利益を残すのは容易ではありません。
買取専門店が大きな利益を上げるには、なにより顧客数を増やすことが必須です。
つまり、集客力をつけなければいけないのです。
買取専門店の集客
買取店が利益を上げるためのポイントは「車を売ってくれる客を多く集めること」と「その客から安く買い叩くこと」という2点です。
客を集める
買取専門店が狙うのは「合い見積もりを取らないで来てくれる客」か「ディーラーの下取りの次に来てくれる客」です。
このような「カモ」は容易に騙せるので、買取店にとっては、おいしい客なのです。
特にディーラー下取りの次に来る客は、すでに提示された具体的な金額を持っているので、その金額よりもほんの少し上乗せした金額を提示すれば簡単に成約してくれるカモなのです。
ディーラーと似たような金額を提示されたら「やっぱりその辺りが限界か・・・」と次の買取店に行く気力はなくなので、その心理も見越しています。
買取店は知名度がすべて
このようなカモ獲得のために、買取店は「とにかく有名になること」に注力します。
大手の買取専門店だけでも、かなりの数があるので、売る側からすれば、どこに売ったらいいのか分からないわけです。
そこで、なにを基準に選ぶかと言えば「知っている会社」「一番印象の強い会社」「イメージのいい会社」になるわけですね。
つまり、お客さんの頭に強く刷り込まれている店が選ばれるのです。
そのために、莫大な広告費を投じて、テレビやラジオで印象的なCMを流します。
ガリバーやアップルといった大手買取店は直営店だけではなく、フランチャイズも多く存在していますが、その加盟料は相当な金額になります。
それでも、多くの買取店が高い金額を払って、フランチャイズに加盟します。
なぜなら、その方がお店に利益をもたらすカモが増えるからです。
本部が広告宣伝を代行してくれる大手のフランチャイズなら、勝手にカモが向こうからやってくるのです。
つまり、自動車買取業界は知名度がすべてということなのです。
安く買い叩く
集めた客から安く買い叩くのは、査定担当者の仕事です。
査定士は交渉のプロで、基本的に以下のような会話をしていきます。
相手の合い見積もり状況を聞き出し、他社の見積もりにおける最高金額を把握していく
自動車買取に関する相手の知識や相場感覚を聞き出す
いくらぐらいで即決するのかを聞き出す
上司やフランチャイズ本部という共通の敵を作り、ぎりぎりまで金額を釣り上げた感を演出する
「あなたの車を欲しいと言っている客がいる」とプッシュする
「あなたのために上司と社内交渉し、高額買取の承認を得た」と恩を売り、即決を迫る
これが典型的な手順と手法です。
相手の手の内を知り、最も安い価格で買い取ろうとするテクニックはピカイチです。
時に理論的に、時に感情に訴え、とにかくあらゆる手で買い叩こうとしてきます。
買取店に愛車を売るのであれば、こういう百戦錬磨の査定士を相手交渉しなければなりません。
一括査定を活用する
最近では、買取店を束ねて、一括して査定を依頼できるサイトがネット上に乱立しています。
これまでの買取業者は、ライバルがディーラーしかいなかったので、いくらでも買い叩くことができましたが、同業者がライバルになってしまう一括査定サイトという仕組みは、車買取市場に風穴をあける革命的なサービスとして捉えられています。
一括査定サイトを使うメリットは以下の通りです。
比較できる
一括査定を使えば、複数の車買取店に査定を申し込むことができてしまうので、多くの比較対象が生まれます。
ディーラー下取りも買取店への持ち込みも、比較対象がない、または少ないことで騙せる環境を作っていましたが、同業者同士が比較されてしまえば、強気な交渉はできません。
これは完全に売る側が有利な仕組みです。
車買取店側の言うがままにならないためにも、比較対象を作ることは大事なことです。
高額買取の確率向上
買取業者が査定時に参考にするデータは基本同じようなものなので、価格に大きな差がでることはないと考えがちですが、これは大きな間違いです。
最終的に提示される買取価格は、各社の事情などにより差がでてきます。
その会社が「どうしても欲しい」という理由があれば、相場よりも高い金額で買い取ってくれるのです。
どの買取業者が最高値を出してくれるかはわからないので、できるだけ多くの査定を受けて、その確率を上げるしかない。
そのためには、一括査定サイトから、複数の業者に査定を依頼するのが最短距離なのです。
交渉を有利にする
前述の通り、高額査定を勝ち取るためには、査定のプロと交渉をしなければなりませんが、普通に対応すれば素人は負けます。
その難しい交渉を買取業者に代行させるのです。
つまり、買取業者同士が交渉をするように仕向ければいいのです。
同業者のライバル店がいる状況とそうでない状況でどちらに高い金額を提示するでしょうか?
しかも、複数の業者が出した買取金額をリアルに見せられれば、簡単に足元は見られないはずです。
ライバル店がいてもいなくても、お客様のために最大限の高い金額を提示するなんて良心的なお店ばかりならいいのですが、現実はそんなに甘くはありません。
買取業者もビジネスなので、なるべく安く買い取りたいと考えるでしょう。
そうさせないためにも、同業者同士を競わせなければいけないのです。
おすすめの中古車一括査定サイト
カーセンサー 東証一部上場企業で、優良企業の代名詞のリクルートが運営する中古車一括査定サイトです。元々は雑誌として広く人気を博していましたが、その実績はそのままにWEB展開したのがWEB版のカーセンサーです。古い付き合いの優良な中古車買取店が登録しているので、安心して査定が受けられます。またサイトの作りも秀逸で、中古車査定業者を選択できる唯一のサイトです。このような細かい配慮が評価されています。さらに、登録後の電話を拒否し、メールでの連絡をリクエストもできます。常にユーザー目線でサイトを作っているので、とても人気です。登録して絶対に損はないサイトです。 |
|
カービュー 一括査定サイトの中では業歴が古く、カーセンサーと並んで買取数の実績NO.1の老舗サイトです。登録業者さんの数が多いのが最大の魅力で、特に地域で展開しているような中小規模の実績店が多い点が特徴です。他のサイトからは来ないような店舗が含まれていることが多いので、とてもで独特なポジションに位置している中古車一括査定サイトと言えるでしょう。改造車や年式が古めの旧車などで他の中古車一括査定サイトでイマイチの評価だった場合、カービューを使ってみると意外な高額を提示してもらえるかもしれません。変化球的に使うサイトとして最適と言えるでしょう。 |
|
楽天オート あの楽天が提供している中古車一括査定サイトです。後発ですが、最近は人気が高まっているようです。その最大の理由はやはり楽天ポイントが3000ポイント付与されるメリット。これは単純に査定額が3000円高いということになるので少しですがお得感があると思います。また、ショッピングモールで得たノウハウを中古車査定にも活かしているので、利用者の「これがあったらいいのに」を先取りしてくれている印象です。ネットビジネス業界の雄として、圧倒的な資金力を背景に市場を席巻してきています。今、最も高値で買い取ってくれるのは楽天オートと言っても過言ではないかもしれません。 |
まとめ
車下取りは、買い取り価格が安いけど、大手企業であるディーラーの手厚いサービスが受けられるメリットがある。
そして、新車と交換できるスキームなので、スムーズに取り引きを完結することができるという気軽さも享受できます。
しかし、下取りの価格は絶対的に安いので、「価格>利便性」という方は、間違ってもディーラーの下取りを使ってはいけません。
価格重視の人は、買取専門業者の買い取りサービスを選択してください。
「ディーラー下取り」「買取」「一括査定」なら、断然「一括査定」が高額買取を実現できる可能性が高いと言わざるを得ないでしょう。