ゴルフの打ち方

フライヤーをさせない打ち方のポイント

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夏場の大敵「フライヤー」

特に夏場のラフが長いときに、要注意なのは「フライヤー」です。

フライヤーになると、番手以上の飛距離が出てしまうので、まったく飛距離をコントロールできなくなります。

飛距離に悩んでいる方は「飛ぶならよいのでは?」と思うかもしれませんが、スピンがかかってないため、グリーンに落ちても転がり落ちてしまいます。

結局、下りのアプローチが残ってしまうので、スコアメイクで苦労することになってしまうのです。

フライヤーはプロだけの悩み?

フライヤーは、ヘッドスピードの早いプロだけのものと思いがちですが、アマチュアでも十分フライヤーになる可能性があります。

残り90ヤード~130ヤードくらいのときは、フライヤーの危険性を頭に入れながらクラブを振ってください。

いつもならピッチングウェッジのフルスイングでぴったりの距離なのに、いきなり160〜170ヤードも飛んでしまい、グリーン奥にこぼれてしまうということは本当によくある話です。

これではOBの可能性もあり、スコアをつくることが難しくなってしまいます。

フライヤーとは

順目のフェアウェイでないとスピンをかけるアブローチが難しいことは、経験の中から体感していると思います。

それは、フェースとボールの間に芝が1本、水が一滴でも入れば、スピンのかかりが激減してしまうからです。

フライヤーは、まさにこの「スピン激減」のことを言います。

フライヤーの原因

ボールとフェースの間に芝や水滴が入れば、クラブとボールの摩擦が減り、ボールははじかれるように打ち出されます。

その結果、スピン量は減り、打ち出し角度は高くなります。

つまり、飛距離の条件である「低スピン」「高打ち出しの打球」が意図しない状態で打ててしまうということなのです。

これがフライヤーで飛距離が出てしまうメカニズムなのです。

これがドライバーで打てれば嬉しいかもしれませんが、距離を合わせていくアイアンでは喜べません。

スピンがかかる理由

ウエッジでスピンがかかるのは、エッジのシャープな溝にボールに食いついて摩擦をかけるからだと感じるかもしれませんが、実は間違いなのです。

特に現在は規定により、ボールに摩擦を与えるほどの溝は規則で認められなくなっています。

では、クラブの溝の役割は何なのかというと、雨や朝露がフェース面とボールの間に挟まるのを防ぐことなのです。

溝が水を吸い込むためにフェース面とボールとの直接の接触が起きないようにする仕掛けなのです。

この溝のお陰で、フェースとボールが直接接触し、必要な摩擦を生むためスピンがかかるようになります。

つまり、フライヤーにならず、イメージ通りの止まり方をしてくれるというわけです。

フライヤーが出やすい場面

なんといっても「ラフからのショット」が最も危険なシチュエーションですが、他にもいくつか注意すべき場面があります。

これらの条件に該当する場合には、フライヤーの可能性を疑った方がいいでしょう。

■浅めのラフ:浅いラフでもフライヤーになる可能性は十分あります

■ボールが半分ほど埋まっているラフ:ハーフトップを打つくらいの感覚でフライヤーを防止します

■順目のラフ:気持ちよく振り抜ける分、フライヤーになりやすくなります

■フルスイングできる場合:フルショットは飛びすぎの危険が増します

■ヘッドスピードが速い人:ヘッドスピードが速いと制御不能になるリスクがあります

ボールが全部埋まっているような深いラフでは、そもそも球を出せないことから、ウエッジで出すだけという判断をするので、フライヤーにはなりません。

もし、ある程度の距離を出そうとしても、芝の抵抗が強いので、結果として飛距離は落ちますので、これも大きなトラブルにはなりません。

しかし、クラブを振りぬけるようなラフなどはフライヤーする可能性が高くなります。

具体的には、それほど芝がなく、ボールが半分程度埋まっていて、頑張ればミドルアイアンでも出せそうなラフは非常に危ないシチュエーションでしょう。

また、ボールがティーアップされたように浮いているようなラフも危険です。

さらに、順目のラフもフルスイングができると判断してしまうため、どうしてもフライヤーが出やすくなります。

雨の日はフライヤーしやすい

雨もフライヤーを誘発する条件のひとつです。

特に「ラフ」と「雨」のセットは恐ろしいほどの距離が出てしまうので、要注意です。

軽くキャリーでグリーンオーバーするぐらいは距離が出ることもあるので、雨の日のラフは1番手短めで打って、グリーン手前でもいいという割り切りがあっていいかもしれません。

また、雨の日のフライヤーは、ラフだけではなく、フェアウェイからでも発生します。

ボールとクラブフェースの間に大量の水が入れば、フェアウェイからのショットでもフライヤーになりますので、ショットの前に必ずフェース面の水滴を拭き取ってください。

雨が強い場合や、たくさんの水を含んでいるような芝からショットする場合は、ラフ、フェアウェイを問わず、フライヤーのケアが必要になります。

雨の日は、全体的に飛距離が落ちますが、フライヤーの危険は増します。

特にアイアンフは、ライヤーを計算して1番手小さめのクラブで打つなどの工夫が必要です。

晴れた日と同じようにショットしていると、グリーンオーバーを連発し、スコアをまとめられなくなります。

フライヤーしない打ち方

プロでもフライヤーをさせないように打つことは難しいと思います。

フライヤーをさせない打ち方は確実性が低いので、プロはフライヤ―がかかっても、かからなくてもよい打ち方をします。

つまり、上に向かって打つのです。

上方向に飛距離が伸びても、タテの距離感としてはそれほど大きな影響がなくなり、結果的にグリーンには乗ってくれるだろうと計算するのです。

もし、長いラフに入ってしまった場合、ややすくい打ちをするつもりで、クラブを振ってみてください。

短いクラブで打つ

どんな時でもグリーンに届くクラブで攻めるのが正しいとはいえません。

ラフからのショットは、フライヤーを警戒し、敢えて番手を下げて打つことが必要です。

通常なら8番アイアンの距離でも、フライヤーを計算し、9番アイアンを持つのです。

1番手下げておけば、フライヤーが発生した場合でも酷いオーバーはありませんし、フライヤーしなければ少し飛距離が足りないだけで済みます。

ラフでは、このようなリスクマネジメントが必要になってきます。

状況を考えて「1打ペナルティを払う」という決断ができる習慣を身につけましょう。

しっかりグリップする

本来、グリップはゆるく握るもののです。

力みすぎはミスショットのもとになります。

しかし、ラフからのショットは抵抗に負けないだけのグリップの強さが求められます。

ラフの深さに応じたグリッププレッシャーでラフに負けないショットをしましょう。

ボールの近くで素振りをする

ラフの抵抗を知らなければ、グリップの強さやスイングの大きさを判断できませんので、素振りが必要になります。

傾斜やラフの深さ、順目逆目など、ボールのライが似ているところを探し、そこで素振りをして芝生の抵抗を直接、感じてください。

これで、インパクト付近の芝の抵抗がわかるので、ショットのイメージが湧くと思います。

ただし、ボール近くでの素振りは厳禁です。

草を刈ってしまえばライの改善が疑われますし、素振りの勢いでボールが沈んだり動いてしまえば、1打罰になるので、注意が必要です。


 

【スピンのかかるアイアン】


 

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