女子プロゴルファーのスポンサー契約と金額|生活厳しい?

女子プロゴルファー

 

女子ゴルフ界のヒエラルキー

華やかな女子ゴルフ界。

実力があり、賞金ランキング上位になり、さらにかわいくて美人女子プロゴルファーの人気選手となれば、年収は2億円~3億円になるとも言われます。

しかし、それは極々一部の稀有な大大大成功事例です。

日本全国に女子プロゴルファーは約1200人いますが、その中で賞金だけで食べていけるのは100人もいないと言われています。

それ以外の選手の賞金はほぼゼロ。

そして、プロ予備軍となるプロテスト受験者は毎年約650人おり、虎視眈々と稼げるポジションを狙っているのです。

ランク 内容
S レギュラーツアーシード選手
A レギュラーツアー非シード選手
B ステップアップツアー選手
C ツアー外プロ選手(レッスンプロ含む)
D 人気アマチュア選手(プロを目指しつつミニツアーなどに出る半プロ選手)
E アマチュア選手(賞金はない)
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女子プロゴルファーの収支

女子プロゴルファーの厳しい懐事情

女子プロゴルファーは個人事業主

女子プロゴルファーは基本的に個人事業主として活動しています。

賞金などの収入が多く、必要経費が少なければ黒字になりますが、逆に沢山の試合に出場して経費が多くなったものの、予選落ちが続き、収入が少なくなれば赤字となり、貯金を切り崩さなければいけなくなります。

プロ野球選手やJリーガーであれば、移動や宿泊はもちろん、トレーニングやケアの費用まで球団が負担してくれますが、女子プロゴルファーの経費はすべて自己負担です。

必要な経費

レギュラーツアーやステップアップツアーは、出場するだけである程度の固定した出費が発生します。

レギュラーツアーの場合、3月から12月まで、ほぼオープンウィークはなく、毎週日本全国を転戦します。

交通費

試合会場までの交通費です。

近場であれば自動車で移動できますが、遠方の場合は新幹線や飛行機での移動になるため、その価格も高額になります。

また、駅や空港からのレンタカー代もかかります。

さらに、自分以外に、家族、コーチ、トレーナーなどを帯同させる場合は、その分の負担が追加されます。

宿泊費

レギュラーツアーなら、月曜日に移動し、火曜日から練習ラウンドやプロアマがあり、4日間競技なら木曜日から、3日間競技なら金曜日から試合になります。

予選を通過した場合は日曜日にチェックアウトするので、ほぼ1週間分の宿泊費が発生します。

長期滞在なので、数千円の宿代の違いがとても大きくなります。

そのため、トーナメント会場周辺の安い宿泊施設は、女子プロゴルファーで争奪戦があると言われています。

しかし、トーナメント開催週の周辺宿泊施設はどこも混んでいますし、なかなか安い宿は取れないようです。

予約争奪戦に敗れた場合は、高額なホテルに泊まるしかなくなります。

食費

女子プロゴルファーは体が資本なので、毎日ジャンクフードというわけにはいきません。

疲労回復のため、毎日焼肉を食べる女子プロゴルファーも多いようです。

そうなれば、食費もバカになりません。

キャディ費

一般的には、経費コミコミで1週間10万円が相場と言われています。

さらに、予選を通過し、賞金が入った場合は、順位に応じて10%程度のボーナスを上乗せする成果報酬型が常識になっています。

固定費を払えない場合は、日当制にして旅費、宿泊費、食費を別途支払うパターンも存在しているようです。

その負担にも耐えられない場合は、開催コースのハウスキャディを使い、経費を節約することもあるようです。

エントリー費

プロゴルファーと言えども、タダで試合に出られるわけではありません。

どの試合でもエントリーフィーが必要になります。

通常、レギュラーツアーの場合は1万800円で、ステップアップツアーの場合は5400円に設定されています。

但し、ステップアップツアーの場合は、別途、毎日プレーフィーを支払う必要があるため、1試合で3~4万円の出費になります。

賞金は安いにも関わらず、レギュラーツアーよりも大きな出費となってしまうのです。

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1試合で20万円~30万円の出費

女子プロゴルファーは20万円~30万円の出費

レギュラーツアーは予選通過が必須

交通費、宿泊費、食費、キャディ費、エントリー費などを合計すると、1試合の出場で少なくとも20万円~30万円の出費は避けられません。

交通費、宿泊費、食費で15万円~20万円前後、キャディ費とエントリー費で5万円~10万円前後です。

この経費を賄うためには、レギュラーツアーの場合で予選通過が最低条件。

そのため、レギュラーツアーに出場するプロゴルファーは「まずは予選通過」と言うわけです。

予選落ちしてしまえば、賞金はゼロなので赤字確実で着実に貯金が減っていきます。

ステップアップツアーはトップ10が必須

ステップアップツアーなら、トップ10に入らないと元が取れなくなります。

つまり、殆どの選手が赤字覚悟で試合に出ているのです。

それなら出場しなければいいと思うかもしれませんが、緊張感のある試合から離れてしまうと勘が鈍ってしまうため、出られる試合には出るというのが選手心理なのです。

華やかに見える女子プロゴルファーも、実は赤字&貯金持ち出しの恐怖と毎日戦っているのです。

年間の出費は1000万円以上

もし年間を通じてレギュラーツアーの試合に出続けると、必要経費だけで軽く1000万円を超えてしまいます。

チームで動く場合、1500~2000万円が必要とも言われています。

試合に出ても予選落ちしてしまえば、賞金はゼロ。

必ずしも稼げる保証はないので、女子プロゴルファーは常に不安で、華やかに見えても普段は結構節約しているそうです。

さらに、以下のような追加費用もあります。

マッサージ費

女子プロゴルファーは体を酷使する職業なので、首、腕、手首、腰、足首、左手親指などに故障を抱えることが多いのです。

そのため、試合や練習を終える毎に入念にケアをする選手も多くいます。

体調を整えるためのマッサージ費は必須と言えます。

トレーナー費

女子ゴルフ界も飛距離競争が激しくなり、パワーアップが生き残りの必須条件になりつつあります。

近年では、どの選手もパーソナルトレーナーを付け、オフシーズンはもちろん、シーズン中であっても筋力アップと柔軟性獲得へのトレーニングを欠かさなくなってきています。

特に、ゴルフに特化した有名なパーソナルトレーナーと契約する場合はかなり高額になるので、それなりの負担になるでしょう。

コーチ費

女子プロゴルファーと言えども、独力でスイングを作る時代ではなくなってきています。

尾崎将司や芹澤信雄のような名伯楽に育成されたプロ以外にも、殆どのトップ選手は、辻村明志、井上透、内藤雄士、三觜喜一、南秀樹、青木翔、中島敏雅、目澤秀憲、黒宮幹仁、奥嶋誠昭、森守洋などのプロコーチに師事しています。

契約内容にもよりますが、このコーチ費用もかなりの高額になるでしょう。

ギア費

本当のトッププロの場合は、契約金をもらいながら、ギア(クラブ)の提供を受けますが、シード外の選手の場合、ギア提供だけになるケースが多いようです。

中には、クラブ契約がフリーの選手もいるので、その場合は自腹でクラブを買い揃えなければならず、中古ショップでクラブを物色する選手もいるようです。

ウエア費

メディア露出の多いシード選手や一部の人気選手はウエア契約があり、無償でウエア提供を受けられますが、それ以外の選手は自腹でウエアを買っています。

いつも同じウエアではかっこ悪いので、シーズン毎に新作を買わなければならず、かなりの出費になってしまうケースがあります。

税金

当たり前ですが、プロゴルファーの賞金にも税金はかかります。

稼いだ翌年は恐ろしい状況になるでしょう。

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女子プロゴルファーのスポンサー

女子ゴルフのスポンサー

プロゴルファーの収入は賞金だけではありません。

もうひとつ「スポンサーからの支援」があるのです。

金銭なサポートだけでなく、クラブやウエアの提供など、必要不可欠なサポートもあります。

さらに、自動車の提供(メルセデス・ベンツやBMWなどが有名)や航空会社(海外ツアー参戦がメイン)など、移動の手助けをしてくれる場合もあります。

人気選手は、さまざまな形での支援を受けられています。

所属契約

スポンサーの中でも最も大きいのが所属契約です。

所属契約とは「契約社員」のようなもので、メディアに出るときも社名が表記されますし、大会のスタートホールでのコールでも必ず所属先が読み上げられます。

所属は3年以上の長期契約が殆どで、ツアー転戦費用などを負担してくれるケースが多いため、選手は最低限の安定が得られます。

レギュラーツアーのシード選手と所属契約を結ぶ場合は、前年の獲得賞金がひとつの目安になります。

そこから人気・好感度、メディア露出なども加味して契約金が決められます。

最も人気のある渋野日向子プロのサントリーとの所属契約は、年間1億円とも言われています。

所属契約先のある選手は、賞金がなくても十分に生活ができると思われます。

スポンサー(広告)契約

所属契約の有無に関わらず、小口のスポンサー契約を結べます。

具体的には「ワッペンスポンサー」です。

キャップやウェアに企業やブランドのワッペンを付ける単発の契約ですが、選手の人気や露出度により価格は変動するようです。

また、ワッペン数には制限があり、キャップ・バイザーで2~3箇所、ウェアで2~3箇所、キャディバッグが3~4箇所が一般的なので、人気選手は取り合いになるそうです。

位置 トップ選手 中堅選手 それ以外
キャップ・バイザー 250万円~ 80万円~ 30万円~
シャツ胸 300万円~ 100万円~ 50万円~
シャツ袖 300万円~ 100万円~ 50万円~
キャディバッグ 200万円~ 80万円~ 30万円~

クラブ契約

ギアメーカーとのクラブ契約もスポンサー契約の一種です。

トップ選手はクラブ提供以外に契約金をもらえますが、それ以外の選手はクラブ提供だけになる場合が多いでしょう。

いずれも14本すべてを同じメーカーで揃える必要はなく、本数縛りの契約が多いようです。

FW、UT、ウェッジ、パターなどを別メーカーにしている選手が多いのはこのためです。

クラブ契約は、どの会場でもツアーバンでの手厚いサポートが受けられるメリットがあります。

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女子プロゴルファーの副収入

女子プロゴルファーの副収入

副賞

ツアーに出場している場合、ドラコン、ホールインワン、ベストスコアなど、数々の副賞が付いています。

中でも優勝副賞の自動車は現金化でき、実質は賞金と同じ扱いになるので、とてもおいしいと言えるでしょう。

副賞の自動車を自分で乗る場合、追加料金を支払えばアップグレードも可能になります。

その他、お米やお肉といった副賞は、食費を浮かせられるので有り難いでしょう。

イベント出演

ツアーに出られない選手の主な収入源は、イベント出演です。

ビジュアルのよい選手の場合、メーカーの顔として、展示会などに呼ばれます。

また、企業のコンペに呼ばれたり、個人的なラウンドレッスンをする場合もあります。

人気選手の場合、月の半分はイベントの予定で埋まっていると言います。

ファンからの差し入れ

選手が地味に嬉しいと言っているのが、ファンからの差し入れです。

スタバカードといった金券的なものや日焼け止めや入浴剤といった女子の必須アイテムが喜ばれるようです。

その他、寒い日のカイロや暑い日の飲み物などを差し入れるファンも多いようです。

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女子プロゴルファーの生活は厳しい

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女子プロゴルファーは儲かる職業だと思われがちですが、出ていく金額も大きいため、必ずしも手元に残るお金は多くないでしょう。

プロテストの合格率は3%なので、東大合格よりも難しいと言われていますが、その難関をくぐり抜けても、実際に稼げるのはほんの一握り。

夢を実現できるのは、トップの数十名でしょう。

さらに女子プロゴルファーの場合は、選手寿命の問題があります。

男子と違い、女子プロゴルファーは結婚や出産などの人生のイベントもあり、30歳前後で一線を退く選手が多いため、選手寿命は決して長くありません。

その短い期間で稼ぎきらなければいけないため、余計に成功の確率は低くなるのです。

スポットライトの当たる一部の選手だけを見ると憧れの職業に見えますが、その下には多くの食べていけない選手の涙があるのです。

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