ゴルフの1ラウンドは何時間かかるのか
明日はゴルフだけど、夕方から絶対にキャンセルできない用事があるので、確実に帰ってこなければいけない。
帰りの渋滞を考えた場合、何時にゴルフ場を出れば間に合うのだろう??
逆算して、何時のスタートなら大丈夫のか??
スタート時間やラウンドの所要時間が、とても気になるシチュエーションです。
無駄な気を揉まないためにも、人数、ハンデ数、男女比などの諸条件による1ラウンドの所要時間を知っておきましょう。


ゴルフ場の到着時間
ゴルフのラウンドは、スタート時間丁度にゴルフ場に到着すればいいわけではありません。
当然、フロントでチェックインをし、ロッカーで着替えをします。
場合によっては朝食を摂るかもしれません。
さらに、ショット練習とパット練習に加え、特に冬場などは軽いストレッチなどで体を温めておく必要があるでしょう。
つまり、それなりの準備時間が欠かせないのです。
具体的には、最低でもスタートの45分前、できれば1時間~1時間30分前にはコースに到着しておき、余裕をもって準備を進めましょう。
スタートギリギリの到着は、同伴プレーヤーをヤキモキさせ、大変迷惑です。
また、遅刻によるスタート時間の変更は、ゴルフ場のキャディマスター室にとっても無駄な手間を増やします。
事前に渋滞予測などを調べておき、無理のないスケジュールで動きたいものです。



18ホールのラウンドは5時間以内が原則
ラウンド+食事+風呂
18ホールのラウンドは、通常5時間以内が目安です。
1番から9番までが2時間~2時間30分程度。
10番から18番までが2時間~2時間30分程度で、合計4時間~5時間になるわけです。
但し、これはあくまでプレーだけの時間です。
これに食事休憩が加算されれば、実質は最大で5時間40分~6時間程度になるでしょう。
さらにお風呂に入れば、その分の時間が追加されますし、入浴後の一杯があれば、より拘束時間は長くなります。
8時スタートの終了時間
8時のスタートであれば、プレーと昼食、さらに入浴をしても、おおよそ14時過ぎにゴルフ場を出られます。
9時スタートの終了時間
9時スタートの場合、プレー+昼食+入浴で、おおよそ15時過ぎにはゴルフ場を出発できるはずです。
10時スタートの終了時間
10時のスタートなら、16時過ぎまで拘束されると思った方がいいでしょう。
スタート時間と終了時間一覧表
朝のスタート時間とハーフ終了後の昼食開始時間、午後のスタート時間とプレー終了時間を一覧表にしました。
昼食時間は一般的な45分~60分で計算していますが、混雑時には30分くらいになる場合もあるでしょう。
また、前に遅い組がいれば、プレー時間は長引きます。
あくまで目安とお考えください。
スタート時間 | 昼食開始時間 | 午後スタート時間 | 終了時間 |
8時 | 10時15分~10時30分 | 11時00分~11時30分 | 13時30分~13時45分 |
9時 | 11時15分~11時30分 | 12時00分~12時30分 | 14時30分~14時45分 |
10時 | 12時15分~12時30分 | 13時00分~13時30分 | 15時30分~15時45分 |
早く帰るための選択肢
最近は、昼食抜きのスループレーOKのゴルフ場も増えてきています。
早く帰りたい場合は、スループレーを選択しましょう。
さらに、コロナの影響でお風呂を開放していないコースもあるので、早く帰る理由になります。
また、9ホールだけのハーフラウンドができるコースもあります。
その場合の所要時間は、2時間~2時間15分が目安とされています。
これなら午後一番には開放されます。


遅延する理由
前の組が後続に影響を与える
通常のラウンドでは、INとOUTから1組ずつコースに入り、18ホールを順番に回っていきます。
基本的に前の組が遅くても追い越せないので、ある組がスロープレーになると後続は大渋滞になります。
ひどい場合は、ティグラウンドで3組が待ち、ティショットを打つまでに20分も待たされることがあります。
これでは5時間以内に上がってくることはできないでしょう。
初めてのコースは時間がかかる
特に初めてのコースでキャディーを付けていない場合、ナビゲートしてくれる人がいません。
どこに打っていいかわからずノロノロしてしまいます。
さらに、コース状況がわからないため、ボールを探す時間も無駄に発生してしまうでしょう。
ゴルフのラウンドはすべての組が連鎖しています。
プレーが遅いとゴルフ場全体に影響を与えるため、ルールやマナーをしっかり守らなければいけません。
コース案内のスマホアプリを活用するなど、時短の工夫をしてみましょう。


ラウンドする人数による違い
4人と3人では時間に違いがある
ゴルフは通常は4~3人を1組にして回ります。
当然、3人で回る方がスムーズです。
もちろん、3人より2人の方がよりスムーズです。
もし、スロープレーになる懸念がある場合は、より少ない人数で回るといいでしょう。
平日であれば2サム可能なコースも増えているので、後続に迷惑をかけない体制を作りましょう。
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初心者や女性が入る場合
スコア100前後のゴルフに馴れた男性が4人で回れば比較的スムーズですが、初心者が一人でも入ると状況は一変します。
馴れている3人のティーショットはナイスショットだったものの初心者のティーショットはチョロ。
打順はホールから遠い順なので、次は初心者が打つことになります。
そして、初心者の次のショットもチョロ。その次のショットはOB。
その間、3人は自分のボールがある位置にも行けません。
3人が2打目を打つ前に初心者が3~4回も打てば、大幅にプレーが遅れてしまうのです。
これでは目標のハーフ2時間~2時間15分、ラウンド5時間の目標達成は厳しくなるでしょう。
女性が入る場合も同様です。
女性は飛距離が出ないため、レディースティーから打ちますが、そのやり取りでモタモタしていると、あっという間に後続の組に追いつかれてしまいます。
スムーズなプレーを目指すのであれば、組のメンバーのハンディキャップの合計を100以下にするといいでしょう。


ラウンド時間短縮テクニック
コースによっても所要時間は異なる
ゴルフコースには、河川敷のような平坦で見通しのよいコースもあれば、林でセパレートされ、アップダウンの激しい林間コースもあります。
当然、OBの出やすさにも違いがでてきますし、狙い目の設定やボールを探す時間などもコースによって変わってきます。
後続の組に迷惑をかけないためにも、初心者がいる場合は、単純に広くてOBの少ないコースを選ぶのもひとつの方法です。
林などに打ち込んだボールを探す時間などが短縮されるので、同伴者も焦らず、気持ちよくプレーできるでしょう。
ルールを知っておく
基本的なルールやマナーを覚えておくことは必須です。
OBとハザードの違いはその代表例で、池に入れたらどこから打ち直すか、白杭を超えたOBはどこから打ち直すのかは基本中の基本です。
その他、バンカーではクラブは砂に着けてはいけないこと。
ボールマークの直し方やバンカーの均し方などなど、基本的なルールやマナーを打つ度に説明していたら確実に後続に迷惑がかかります。
最低限の知識は習得しておき、わざわざ毎回確認する必要がないレベルまでゴルフスキルを高めておきましょう。
カートの動かし方
キャディなしの場合、カートの動かし方でも時短ができます。
一番上手いプレーヤーがリモコンを持ち、適宜カートを動かすことでスムーズなラウンドが実現できます。
また、男女で回る場合、女性は先に女性用の赤ティーに行って準備するといいでしょう。
さらに、一番飛ばなかった人はクラブを持ったままカートに最後に乗って、次のショットの準備をするなどの細かいテクニックもあります。
これからコースデビューする初心者は、自分のプレーに精一杯で、所要時間まで考えが回らないかもしれませんが、ゴルフはマナーが重要視される紳士・淑女のスポーツです。
他のプレーヤーに迷惑をかけるような行為はご法度。
プレー時間についても常に気を配ってこそ、一人前のゴルファーになれるのです。


