ゴルフのスコアは鳥の名前
ゴルフには不思議な呼び方があります。
スコアの名称には「バーディー」「イーグル」「アルバトロス」など、鳥の名前が使われます。
バーディーの語源はA・H・スミスというプレーヤーが1打少なくホールアウトしたときに「flew like a bird.(小鳥のごとく飛んだショット)」と叫んだことに由来しているといわれています。
また、bird(バード)には、スラングで「優れた」「素晴らしい」との意味があり、それがbirdie(バーディ)に変化して普及したとの説もあります。
イーグル以上は、バーディ以上の功績を小鳥より上位の鳥で表現した結果です。
イーグルは、アメリカの国鳥である鷲。
アルバトロスは「長距離を飛行できるから」「英国の軍艦にイーグル号よりも大きいアルバトロス号が存在していたから」「絶滅危惧種で滅多にみられないから」などの説があるようです。
アメリカとイギリスでは呼び方が違うようですが、日本ではイギリス流に馴染みがあるようです。
| 打数 | アメリカ | イギリス |
| -4 | トリプルイーグル | コンドル |
| -3 | ダブルイーグル | アルバトロス(あほう鳥) |
| -2 | イーグル(鷲) | |
| -1 | バーディ(小鳥) | |
ゴルフクラブの番手毎の名称
ゴルフクラブにも番手毎の不思議な名称があります。
1番ウッドのドライバー、3番ウッドのスプーンは自然に呼んでいますが、そもそも語源はなんなのでしょうか。
また、他のクラブにも呼び名はあるのでしょうか。
クラブの名称から、ゴルフの謎と歴史に迫ります。

ウッドの名称

長い距離を打つ、丸い形状のクラブを「ウッド」と呼びます。
元々、ヘッド部分を木で作っていたことが由来となっています。
主に材質の硬い柿の木で作っていたので、昔のドライバーは「パーシモン」と呼ばれていました。
1990年頃から技術革新が進み、パーシモンに代わり、メタルヘッドが出現しました。
その後はチタンやカーボン素材が用いられるようになりましたが、今でも基本的に「ウッド」の呼び方は変わっていません。
ウッドには1番ウッドから5番ウッドまでがあり、それぞれに名称があります。
ウッドの名称一覧
| 1番ウッド | ドライバー | Driver |
| 2番ウッド | ブラッシー | Brashie |
| 3番ウッド | スプーン | Spoon |
| 4番ウッド | バフィー | Baffy |
| 5番ウッド | クリーク | Cleek |
ウッド名称の由来
1番ウッド/ドライバー
最も長いクラブで、遠くに飛ばす機能から「drive=運ぶ、打ち込む」と呼ばれるようになりました。
2番ウッド/ブラッシー
元々の2番ウッドの底には真鍮板が付けられていたため、真鍮板の意味である「brass」から命名されました。
3番ウッド/スプーン
当時の3番ウッドが極端な凹面フェースで、それが食器のスプーンに似ていることから命名されました。
4番ウッド/バフィ
芝生を擦るように打つという意味の「buff」が変化したとの説が有力です。
5番ウッド/クリーク
鍋を火にかける際に引っ掛けるカギの形に似ていることから、カギをかける音の「Click」が由来になりました。
現在のクラブセッティングでは、ウッドは3本体制が多いため「2番ウッド/ブラッシー」「4番ウッド/バフィ」は使われない傾向にあります。
アイアンの名称

ヘッド部分が鉄製だったことから、文字通り「アイアン」と呼ばれるようになりました。
現在は、チタンやカーボンなどの複合素材も使われていますが、アイアンの呼び名は踏襲されています。
一般的には「○番アイアン」という呼び方をしますが、さらに短縮され「○番」「○鉄」だけでも通じることが多いでしょう。
アイアンの名称一覧
| 1番アイアン | ドライビングアイアン | Driveing Iron |
| 2番アイアン | ミッドアイアン | Mid Iron |
| 3番アイアン | ミッドマッシー | Mid Mashie |
| 4番アイアン | マッシーアイアン | Mashie Iron |
| 5番アイアン | マッシー | Mashie |
| 6番アイアン | スペードマッシー | Spade Mashie |
| 7番アイアン | マッシーニブリック | Mashie Niblic |
| 8番アイアン | ロフター | Lofter |
| 9番アイアン | ニブリック | Niblic |
アイアン名称の由来
1番アイアン/ドライビングアイアン
今では絶滅した1番アイアンは、1番ウッド(ドライバー)同様、「drive=運ぶ、打ち込む」との意味から命名されています。
2番アイアン、3番アイアン、4番アイアンは、現在のセッティングにおいては、よりやさしいユーティリティに置き換えられており、ほぼ絶滅しています。
パワーのある一部の男子トッププロだけが使っている珍品です。
5番アイアン/マッシー
マッシーの語源には諸説あります。
大きな斧や短い鉄製のハンマーを意味する説、ビリヤードでキューを立てるショットの「マッセ」から来ている説、クラブ形状から、洒落男の意味の「マッシャー」から来ている説などが有力視されています。
6番アイアン/スペードマッシー
スペードとは、鋤(Spade)のことで、土を耕すことを指しています。
鋤に似た形状から命名されました。
9番アイアン/ニブリック
「つぶれた鼻」を意味する「ネブ・レイク」が語源で、形状が丸くて不細工だったことから命名されました。
そもそも、アイアンはやさしいユーティリティに代替されており、使用頻度は減る傾向です。
それに伴い、アイアンの名称もほぼ使われなくなっています。
ウエッジの名称

ウェッジとは、楔(くさび)の意味の英語「wedge」が語源です。
クラブヘッドの形状が楔に似ているので命名されました。
| PW | ピッチングウェッジ | 44~48度 |
| AW | アプローチウェッジ | 50~54度 |
| SW | サンドウェッジ | 56~58度 |
| LW | ロブウェッジ | 58度~ |
ピッチングウェッジ
「投げる・放る」の意味である英語「pitch」が由来です。
柔らかく投げるように寄せるクラブなので、命名されました。
サンドウェッジ
バンカーで使用するクラブなので、文字通り砂の英語「sand」が由来です。
グランドスラムを達成した往年の名プレーヤー「ジーン・サラゼン」が、イギリスのリンクスコースのバンカーを攻略するために、飛行機のプロペラを参考に考案したことは有名です。
ロブウェッジ
「弧を描くように投げる」の意味である英語の「lob」が由来です。
深いラフや厳しいピン位置で戦うPGA選手の必需品になってます。

