ゼクシオが選ばれ続ける理由
ゼクシオは2000年に初代が登場して以来、国内で圧倒的なシェアを誇ってきた16年連続売上NO1の人気ドライバーです。
2年ごとにモデルチェンジされ、9代目ゼクシオ9も登場以来、人気ナンバーワンの座を不動にしています。
ゼクシオ9の評価
ヘッド形状は前作『ゼクシオ エイト ドライバー』とそれほど大きな違いはないように感じます。
ゼクシオのイメージは踏襲されており、オーソドックスな丸型のヘッドで、投影面積が大きい。
シャローフェースで、ミスに強く、ボールが上がりやすい形状なので、どのレベルのゴルファーでも扱うことができます。
ヘッド体積は460ccで、シャフトの長さは46インチと前作と同様の数値になっており、ベストなマッチングです。
総重量は変わらないものの、ヘッド重量は前作より2g重く、シャフトが2g軽くなっています。
ゼクシオ9ドライバーは新開発「ウイングカップフェース」を採用し、トウ・ヒールの折り曲げ幅を拡大しています。
これにより、フェースの反発性能が向上し、打点位置が芯から外れるオフセンターヒットにも強くなったしています。
ソール側では、バッジ一体型ウエイト(7g)が大きくなり、その位置を従来モデルより15ミリ後方に下げることでさらなる深・低重心設計になっています。
ひと目見ると、前作とそれほど変化が感じられないゼクシオ ナイン ドライバーですが、細部に微調整がされており、一層「飛ぶ」イメージが湧くようになっています。
抜群の安定感と許容性
コースでこそ実感できるゼクシオの信頼感。
ゼクシオ9を打って感じるのは、クラブがゴルファーに伝えてくる情報がとても多いということです。
例えば、ヘッドの重量感と軽くて手元が柔らかいシャフトのマッチングで、ヘッドの重さを常に感じられてスムーズにトップに入っていける。
この優しい感覚がゼクシオの長所と言えるでしょう。
だからトップからの切り返しも自然に行えて、どのように打てばこのドライバーの性能を発揮できるのかがドライバーから伝わってくるのです。
オフセンターヒットした時でも方向が安定し、飛距離のロスは少ないという特徴もあります。
朝一番のティショットや最終ホールで疲れている場面でも自分のリズムとタイミングさえ間違えなければ、後はクラブがオートマチックでボールを飛ばしてくれる。
そんな優しさがこのドライバーにはあるのです。
ヘッドとシャフトのベストマッチ
シャフトの自社開発と自社生産はこのドライバーの最大の強みになっています。
ゼクシオ9はシャフトも自社で研究開発し、その生産も行っているので、ヘッドとシャフトのマッチングがとても優れています。
重心調整機能やシャフトの着脱機能はありませんが、それは逆に言えば、このドライバーの完成度が高いという証拠に他なりません。
余計な重量を取られることがないので、最適な重心設計ができています。
いい意味でクセがなく、だれでもオートマチックに使えるのがこのドライバーの最大の魅力でしょう。
他社のシャフトを装着するメリットもありますが、やはりヘッドとシャフト一体で開発する魅力は捨てがたいものがあります。
ゼクシオ9は従来モデルと比べ、 5ヤードも平均飛距離を伸ばしています。
これは、ヘッド重量を2 g重くし、逆にシャフトは2 g軽量化しながら重心を20ミリ手元に寄せた効果といえるでしょう。
これによりトップからの切り返しで重いヘッドが残ろうとし、自然にコックの解放が抑えられヘッド軌道が体の近くを通るようになります。
その結果、腕の振りが早くなり、一気にヘッドを加速させ、従来のモデルより飛距離を伸ばすことに成功しているのです。
ゼクシオ9は、自分のスイングではなく、クラブが飛距離を出してくれるというオートマチックな性能を持っているのです。
多くのアベレージゴルファーの場合、トップからすぐにコックが解けてしまってクラブが外から降りてきてしまう傾向にありますが、これではパワーが逃げてしまうとともにスイングが安定しなくなってしまいます。
このゼクシオ9の秒に自然にトップでタメができるのは、アマチュアゴルファーにとってとても重要なことなのです。
上級者向けの叩けるモデルが新登場
程良い重量感で左を気にせずに振り切れる新たなモデルも追加されています。
ゼクシオ9に加わったのが「ミヤザキモデル」です。
ミヤザキメランシャフトを装着し、クラブ重量が299 gと上級者にとっても振り切れる程よい重量感になっています。
基本的なコンセプトはこれまでのゼクシオ9と同じですが、やはりシャフトのしっかり感が際立っています。
叩きに行ってもシャフトはしっかり受け止めてくれて、前にゴールを飛ばしてくれる感覚があります。
ゼクシオ9では少し物足りないと思っている人や、ある程度重量感のあるドライバーが好きだという人には最適な1本に仕上がっています。
優しいヘッドにしっかりしたシャフトで距離を出したいときには思いっきり叩きたいけれども、左に行くのは怖いという人には、このミヤザキモデルを装着したドライバーがお勧めです。