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最新の飛ぶドライバー
最新のドライバーを見てみると、タイトリスト、ブリヂストン、スリクソン、本間ゴルフなどアスリートゴルファー向けのモデルが多く発売されています。
メーカー契約のプロが使ってツアー優勝したモデルもあり、多くのゴルファーの注目を集めています。
その最新のドライバーはどんなものかといえば、これまでのイメージとは大きく異なる仕様となっています。
これまでのアスリート向けのドライバーはアベレージゴルファーにとっては「重い」「ヘッドが小さい」「つかまらない」「球が上がらない」といったイメージがあったと思います。
使ってみたいものの、打ちこなすにはそれなりのパワーとテクニックが求められるため、ついついあきらめてしまっていたというのが実情ではないかと思います。
また、打感の柔らかさを重視したり、球筋や弾道の高低を自由自在に打ち分けるための操作性やインパクト時の音にも配慮がなされているのがアスリート向けのドライバーだったと思います。
最新のプロ使用ドライバーはやさしい
しかし、最新のアスリートモデルのドライバーは飛んで曲がらないことが大前提となっています。
通常、各メーカーのハイブランドモデルは、開発段階において、プロの意見が集約されているので、今のプロはまず「飛ぶこと」と「曲がらないこと」を絶対条件にしてることがわかると思います。
操作性に関しても自由自在に球を操るという機能はあまり求められていないようです。
それよりも、ミスヒットに対する寛容性があり、ある程度ドローとフェードを打ち分けられる自由度があればそれで十分なのです。
しかも、最新のモデルであっても50グラム台のシャフトが入ったものもあり、一昔前に比べれば難易度は相当に下がっていると言えるでしょう。
メーカー別使用率
2017年の世界ランキング上位200名の使用ドライバーをメーカー別にカウントすると、1位はテーラーメイドでした。
順位 | メイカー別 | 使用人数 |
1位 | テイラーメイド | 86人 |
2位 | タイトリスト | 41人 |
3位 | キャロウエイ | 33人 |
4位 | ピン | 19人 |
5位 | PXG | 7人 |
6位 | ブリヂストン | 2人 |
6位 | コブラ | 2人 |
2017年マスターズトップ10選手のドライバーとシャフト
2017年のマスターズでトップ10フィニッシュした選手のドライバーとシャフトのセッティングです。
順位 | 選手名 | ドライバーメーカー | シャフトメーカー |
1 | ダニー・ウィレット | キャロウェイ | 三菱レイヨン |
2 | ジョーダン・スピース | タイトリスト | アルディラ |
2 | リー・ウエストウッド | ピン | アルディラ |
4 | ダスティン・ジョンソン | テーラーメイド | 藤倉ゴム工業 |
4 | J.B.ホームズ | テーラーメイド | 藤倉ゴム工業 |
4 | ポール・ケーシー | ナイキ | 三菱レイヨン |
7 | 松山英樹 | ダンロップ | グラファイトデザイン |
7 | マシュー・フィッツパトリック | キャロウェイ | グラファイトデザイン |
7 | ソレン・ケルドセン | テーラーメイド | シャフトラボ |
10 | ジェイソン・デイ | テーラーメイド | 三菱レイヨン |
10 | ロリー・マキロイ | ナイキ | 三菱レイヨン |
10 | ジャスティン・ローズ | テーラーメイド | マトリックス |
10 | ブラント・スネデカー | ブリヂストン | 藤倉ゴム工業 |
10 | ダニエル・バーガー | テーラーメイド | 藤倉ゴム工業 |
これらトッププロが使用ドライバーは、市販モデルに近いものです。
ここからも、最新のプロモデルといえども、決して難しくないことがわかると思います。
アベレージゴルファーはミスの補正能力が弱い
アスリート系ドライバーとアベレージゴルファー向けドライバーとの決定的な違いは、ミスに対する補正能力の性質です。
例えばスライスのスイングで振っているのに、ストレートに飛んでいったり、非力な人でも高弾道の球が打てたりするのがアベレージ向けのドライバーの補正能力です。
一方、上級者向けのドライバーでは自分の意図通りの球を出すことが絶対条件になります。
フェード目に打ったつもりが、ストレートボールが出てしまっては扱いづらいクラブということになってしまうのです。
アスリートモデルでもミスを補正してくれる
とはいえ、最新のアスリート向けドライバーでも適度な補正能力が備わっています。
インテンショナルな打ち方が出来つつも、大きなミスにならないと言う、いいとこ取りができるようになっているのです。
そのため、 90前後のスコアで回れる技量のある人であれば、コントロールとオートマチックの両面のメリットを享受でき、十分に使いこなすことができる性能になっています。
このように、幅広いターゲットに向けた商品開発をしているので、ラインナップは充実しています。
ヘッドサイズや形状の好みもたくさん用意されているため、多くの選択肢の中から自分に合った1本を創り出すことができるようになっています。
アスリート向けのドライバーは難しいという先入観を捨てて、自分に合ったモデルを探しつつ、好みのドライバーにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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